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すいちゃんの太陽アンチ歌詞まとめ

ホロライブ所属のVTuber、"すいちゃん"こと星街すいせいの「太陽嫌い」な歌詞をまとめてみました。星・夜・街なイメージを持つすいちゃんですが、そこまで太陽を目の敵にする!?というほど、持ち曲の中で太陽に対する否定的な歌詞が登場します。反骨気質のあるすいちゃんなので、主権力の頂点のような太陽が嫌いなのはむしろ完全に解釈一致なのですが、こんなに太陽アンチしてたか~と驚くほどなのでぜひご覧ください。

※「太陽アンチ」と強い言葉を使っていますがネタです。「すいちゃんって太陽をいつも貶してるよな~マジありえん」という否定のニュアンスはないのですいちゃんあるあるくらいでお読みください

Still Still Stellar

引用元:https://hololive.hololivepro.com/music/still-still-stellar/

Stellar Stellar

太陽なんていらないから 明けないでいて

作詞:星街すいせい

すいちゃんのファーストアルバムの1曲めの1番の歌詞から太陽の存在を否定します。ここからすいちゃんのメジャーへの挑戦が始まる

Ghost

散々恨んだ明るさと 意味ありげに伸びていく影

作詞:星街すいせい

明確に太陽であると表現されておらず、人の性格の"明るさ"という可能性もありますが、"伸びていく影"から夕暮れ時の明かりであると解釈できます。婉曲的で詩的な表現ですが太陽が恨まれています。
Ghostの歌詞は「誰にも見えなくても、明かりの中にいなくても、まるで幽霊みたいでも、死にものぐるいで必死でこの場所で勝負し続けてやる」という内容であり、まだブレイクする前のすいちゃんの反骨根性が全開で個人的に大好きな曲です。作詞が星街すいせい本人というのが何よりもいいですね。

バイバイレイニー

メイビー レイニー 好く晴れた鈍色に

作詞:堀江晶太

バイバイレイニーは直接太陽アンチしてるわけではないですが、全編通して雨の曲であり「好く晴れた 鈍色」という歌詞がサビで複数使われていて、晴れ空へのどこか嫌厭感を感じさせる曲です。最後には晴れたようですが、好く晴れた鈍色、という皮肉のような晴れへの表現がすいちゃんらしいですね。

Bluerose

晴れの日ばかりじゃつまらないね

作詞:夏代孝明

すいちゃんは晴れが嫌いです。間違いないです。夏の陽射しとか大嫌いだと思います。Blueroseはすいちゃんの曲の中ではガーリーでかわいらしい曲ですが、その曲にさえ若干斜な姿勢が見え隠れしていてイメージがぶれません。


上記以外のStill Still Stellarの曲もすべて「夜」か「雨」の曲です。太陽の出番はありません。ただ、いくつかの曲で曲の終わりの明るい未来の象徴として「朝」が表現されています。暗い闇として夜を描くのではなく、夜があるから朝が来る、という前向きな象徴として捉えているのがすいちゃんに感じる輝きの原点なのかもしれませんね。

Midnight Grand Orchestra

Moonlightspeed

夢はまだ覚めない 覚めない 太陽のない方へ

作詞:星街すいせい / TAKU INOUE

この曲で「すいちゃんの曲、太陽嫌いすぎじゃね?」と思いこの記事が生まれました。そもそもTAKU INOUEとのユニットがMidnight Grand Orchestraですからね。仕方ないね

Specter

引用元:https://hololive.hololivepro.com/music/specter/

セカンドフルアルバムのSpecterは明確に"星" "街"を描写していたStill Still Stellarと異なり若干抽象的な表現が多く、太陽の登場頻度も下がります。ただ"圧倒的なメインストリーム"への対抗心、普通や当たり前の烙印に対する反骨精神は健在で、だからこそすべての物事の中心に存在する「太陽」もまたすいちゃんからすると挑む対象なのだろうなと感じます。
「Specter = 亡霊」というタイトルも、このひねくれものが!って感じです。そこが好きです。
(ghostは善も悪もなく「幽霊」という概念そのもの。specterは"恐怖"を強調されたghost)

ソワレ

寝息を立てる太陽の目を盗んで 大脱走さ 逃げ出そうぜ

作詞:ナナホシ管弦楽団

この曲も「太陽が沈んだからこっからは私の時間だ!」という曲です。たまには太陽と顔を合わせてください

Newton

冷え切った太陽に 見放されて ずっと 縛り付けられている 星の上

作詞:じん

歌詞から完全に描写を読み解くのは難しい曲ですが、おそらく超常的な力で星は重力崩壊を起こし太陽は活動を停止しています。セカンドアルバムの最後の曲でついに太陽は死んでしまいました。嫌い通り越してるでしょこれ。
ライブの最後の曲でもあったNewtonは、すべての中心で輝く象徴である太陽をついには殺し、ここから先へ進む変曲点となる一曲なのかもしれません。サードアルバムが楽しみです。


太陽アンチ歌詞をまとめていると、それ以上に星・夜・街への愛着も感じられてそちらをまとめてもおもしろそうだと思いました。雨や群青も似合うすいちゃん、頭の中に描かれる「星街すいせい」イメージがこれほど明確なアーティストも珍しい。この先すいちゃんと太陽と和解する日は来るのか、目が離せません

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