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キャラクターとライセンス <10>韓流アーチスト

前回の続きです。

韓流アーティスト(K-POP)の権利について
東方神起、BIGBANG、TWICE、SHINee、SEVENTEEN、BTS、BLACKPINK、EXO、SUPER JUNIOR、NiziU、iKON・・・
日本でも人気のK-POPアーティストたちは、ファンの熱さがはんぱないですね〜。

やはり、商品化には彼らのキャラクター化されたイラストがライセンスされますが、それはほんの一部のアーティストに限られます。
まず、彼らの事務所が外部の会社へのライセンスをあまり喜んでやらないということがひとつ。また、ほとんどの事務所が韓国主体で動いているということもあり、契約形態が、普通の商品化の考え方ではなかったりするからです。そして、彼らは日本市場よりも米国市場=グローバルとして活躍の目標を位置づけています

YGエンターテインメント、SMエンターテインメントが日本で知られる2大K-POP事務所です。
YGは日本に法人があって、商品化はオープンですが、その可否や監修主体は韓国になり、とてもハードルが高いのです。

日本で商品化が大きく展開できたのはBIGBANGですね。
コンビニくじをバンダイさんが一番くじとして大成功してましたし、プライズではフリューさんが大きく商売していました。

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BIGBANGのクマのキャラクターの原型は、YGエンタテインメントのキャラクターで、KRUNKベアといいます。
メンバーの個性を表現してイメージを紐付けているだけですが、これがファンにとってたまらない(らしい)ようです。

やはり、写真や本人の似顔絵的なものは監修的に難しいので、こういった手法を使うことが多いですね。

ちなみに、K-POPではありませんが、avexの夏のイベント「а−nation」のマスコットキャラクター、「ブルーテディ」というキャラがありまして、こちらもフリューさんで商品化して大ヒットしました。(懐)

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↑写真はコンサートグッズ

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↑プライズ商品

ということで、K-POPアーティストは商品化のためのライセンス取得はなかなかハードルは高いものの、取得できれば大きな商売の可能性を秘めているので、頑張って交渉を続けましょうね。

つづく


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