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便利 ≠ 幸福

世の中の進化をやめて、もっと人間らしく生きて幸せになろうよ・・という話を書きますよ。

進化が人間に何をもたらすか?

みんなが進化と思っていることは、本当の進化かな?
例えばソーラーパネル。
太陽さえあれば電気が起こせるソーラーパネルはすごい発明だし、技術もすごいのはわかるよ。
孤島だったり、山の中で電線がまだ引かれていない、ポツンと一軒家、キャンプでも便利だね。

だけどね、それで街全体の電気を賄おうとか、ソーラーパネルをたくさん設置して電気を売って儲けようなんて考えるからおかしくなるんだよね。
山を取り崩し、森を切り開いて、自分だけいいようにしようとするから災害が起きたり、生態系が狂ったりするんだ。

技術が進化して、その技術を使って金儲けしようとするのではなく、便利に自分が使えるようにするだけのほうが、結局はみんなが幸せになるんだよ。
こんな簡単なことがなぜ分からないかな?

列車だってそう。
人の移動に車が運転できなくても、足が悪くても、子供でも爺さんでも使える電車は便利。
それでいいのに、時速350kmを目指すリニアなんて必要ないでしょ。
ほとんどの人に。
何人のためにそんな開発するんでしょ?
山を削り、トンネル掘って、売りたくない人から土地買って、何十年もかけて作ってるけど、出来上がったときに、どれだけの人が生活が向上するのかね?

おかしいと思いませんか?

いまは、電気や水が好きなだけ使えて、冷暖房で1年中快適に過ごせるけど、そんな生活してると、もっといい生活を望むようになるよ。人間なんだから。

足るを知る。

何度も書いてるけど、昭和の半ばの生活をしてみると、こんな楽しいことはないと思うよ。
いまは知ってしまったから戻ることはできないだろうけど、スマホもガラケーもFAXもなかった時代。
おおらかに、時間がゆっくり過ぎて行ってた。

技術の進歩の競争をもう止めてみてもいいよ。
便利になって時間が有効に使えるようになったって言う人がいるけど、本当かな?
パソコンができて、間違えることなく何百分の一の時間で表計算できたりすると、一日の半分は時間が余る。
でも、個人の時間が余るのではなくて、同じ時間でたくさんのことをやらなきゃならなくなるんだ。

それを不思議に思わないほうがおかしくないかい?
これはいつまで経っても、自分の時間が増えることはないのですよ。

田舎で家族と住んでいることを想像してみよう。
そこには、パソコンもスマホもテレビもなくて、電気もガスも水道もないとしよう。
食べるためには働かなくちゃならない。
でも、家族4人を食べさせるために働くのは、お金のためじゃなくて、食物を手に入れられればいいわけで、農業やったり、趣味の陶芸や刺繍をやって、農家と物々交換でもいいよね。

余った時間は、話ができるよ。たくさん。
電気がないから、早寝早起きになるんだろうね。
水道がないから、山の湧水を家まで引いてくる工夫が必要。
それを面倒だとか思っていたら、もったいないな。
自然相手に考えて、やってみて失敗して、また工夫するのって、ゴールがあるテレビゲームより楽しいよ。

自然や太陽のありがたみやそれらが自分に大きく影響していることが、文字通り肌身に沁みるんだよ。
すごく幸せだと思わないか?

宇宙旅行も夢があっていいけど、宇宙に行けなくても幸せなことはいっぱいあるよ。

海外旅行のことも時々考えるけど、窮屈な飛行機の座席に長時間座っていくヨーロッパなら、1週間かかるけどシベリア鉄道で行きたい。
旅行というくらいだから、旅の行程自体も旅行なんだよね。

船の旅行もいいなぁ。
クルーズ船でいろいろな国を巡るのは、飛行機よりもその道中も楽しみたい。
いい出会いがたくさんありそうだとは思わないかい?

世界中のみーんなが、そんな気持ちでいたら、環境問題も、SDGsも、核問題も、受験競争も、リニアの静岡問題も、みんな解決するんじゃないかな?

便利を追求して、開発を進めても、みんなが幸せにはならないと断言するよ。

世界はどこに向かって行こうとしていて、何を目指しているのかと、考えたことあります?
あと100秒で世界の終わりだそうです。


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