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公募大喜利「幕張ゲートウェイ駅」で思い出す“がっかり感”
「駅名公募」のいかがわしさ
JR東日本が千葉市幕張に開業する京葉線新駅の名前を公募した(応募は6月末で〆切)。どうしても山手線公募の際のがっかり感と不愉快な気分を思い出すことになる。
品川~田町間の山手線新駅(「高輪ゲートウェイ」として開業済み)の名前の公募。「山手線に久しぶりに誕生する新しい駅の名前をみんなで考えましょう!」はちょっとワクワクさせるものだった。応募は6万4000件もあり、「高輪」「芝浦」「芝浜」が得票数のベスト3だったという。「応募数1位を選ぶ」としていた訳ではないが、結果はわずか36票130位だった「高輪ゲートウェイ」に。JRは選定理由をウダウダと説明したが、「なーんだ、最初から決まっていた“出来レース”かよ」と、話題作りに加担させられた不愉快さを多くの人が感じたのではないか(JRはあらかじめ決まっていたことを否定)。
やっぱり「駅名大喜利」がにぎやかだ
さて幕張の公募である。JR東日本では高輪ゲートウェイに続いて2回目の公募だそうで、応募できるのは千葉市に在住・在勤・在学の人に限られた。ネットメディアの取材に対してJRの広報担当者は「高輪のときも今回も、あらかじめ候補がある、ということはありません」と答えているが、ネットではさっそく「大喜利」が始まっている。当然その中には「幕張ゲートウェイ」も。みんな山手線でのがっかり感を覚えているのだ。
決まっちゃえば、あとは「慣れる」
高輪ゲートウェイ駅は開業して1年あまりが経った。停車した際も「ああ、例の新駅だなあ」という感慨は、もはや抱かない。
いまにして思えば、発表された当時のがっかり感はカタカナまじりへの違和感もあったかもしれない。しかし、地理的に近いりんかい線に「品川シーサイド」「天王洲アイル」「東京テレポート」が並んでいても、その名前に異論や文句が出たという記憶はない(公募ではなかった)。歴史ある山手線だからカタカナが奇異に映ったのだろうか?いずれにしても時間が経って慣れちゃえば親しみがわいてくる、ということだろう。
幕張新駅の名前は秋にも発表されるそうだ。またびっくりさせられるような名前にならないことを願うが、地理的にご縁が薄い当方は「慣れる」よりもその存在を忘れちゃう、そんな駅になりそうな気がしている。
(21/7/25)
新駅名は「幕張豊砂」に決定した。公募中の13位だという。3位は「幕張ゲートウェイ」だったそうだ、、、(^^;;
(21/11/2追記)
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