見出し画像

【海日記】#8 葉山・芝崎海岸での磯遊び&ウミウシ探し(5)

2021年7月23日に行ってきました葉山・芝崎海岸でのフィンスイム&シュノーケリング(フィンなし)で見つけた生き物を紹介します。
今回は新しく入手したウェアラブルカメラ「GoPro HERO9」のテストも兼ねていました。GoProで撮影した動画は別の機会に紹介したいと思います。

1. 7月23日の潮回り

210723葉山・芝崎-2

この日は大潮。干潮時には10cmまで潮位が下がります。
干潮時刻を挟んで前後1時間半程度、合計で3時間程度芝崎の磯をごろごろと転がりながら生き物を探していました。

2. 葉山・芝崎海岸までの移動からエントリー

210723葉山・芝崎-1

いつものようにJR逗子駅からバスで芝崎まで移動します。
いい天気♪

210723葉山・芝崎-3

朝8時というちょっと早めの時間のせいかいつもより乗客は少なめです。
それでも席が埋まる程度には乗車していましたが…
夏の休日は京急の逗子・葉山駅からだと満員で乗れない可能性もあるので、海岸回りで葉山方面に向かう時にはJR逗子駅から乗りましょう!

210723葉山・芝崎-4

20分ほどの乗車で芝崎に到着、ここから歩いて海岸に向かいます。
3分程度なのですぐそこです。

210723葉山・芝崎-6

芝崎海岸に到着!めちゃくちゃいい天気ですね〜。
いい感じに潮も干いていているので歩きやすいです。

210723葉山・芝崎-11

いつものエントリーポイントまで来ました。
磯遊びには江ノ島が見える方向のほうが遠浅になっていて楽しめます。
三浦半島の先端側はすぐに深くなるのでダイビング向きですね〜。

210723葉山・芝崎-18

エントリー。水はまずまずキレイなので楽しみです!!
( `・ω・´)ナニガデルヤロカ??

3. 出会った魚の紹介

210723葉山・芝崎-14

岩の隙間を覗くと小さめの魚がたくさん!

210723葉山・芝崎-16

小さめサイズのソラスズメダイも増えていました。
今年生まれの若い個体なので色も鮮やかな青できれいです!!

210723葉山・芝崎-15

中くらいのサイズのクロホシイシモチもたくさん群れていました。
数いると結構な迫力になるのですが、今回の群れは小規模だったのでそこそこでしたw

210723葉山・芝崎-19

よくわからない幼魚の群れです。何の子どもやろか??見た感じクロホシイシモチのちびっぽいけどどうかな?

210723葉山・芝崎-30

歩いて移動している時、潮だまりにいたソラスズメダイです。
水面の上からでもしっかり撮れるほど静かな水面。やっぱりキレイな青をしていますね!

210723葉山・芝崎-20

ここからはシュノーケリング(フィンなし)で浅いところをごろごろしながら見つけた魚です。
レギュラーメンバーのナベカさん。懐っこい魚なのでそれほど逃げずにこちらの様子を伺ってきます。
そんなに見つめるなよ〜!照れるじゃね〜かwww

210723葉山・芝崎-21

キヌバリ。
着底していますね…顎を石に載せてちょっと休憩しているようです。どちらかというと泳ぎ回るタイプの魚なので着底して落ち着いている様子は珍しい…

210723葉山・芝崎-24

キヌバリ。前の写真とは違う個体です。
そうそう!このちょっとだけ底から浮いて泳ぎ回るのがキヌバリさんの正しいスタイルですよ!!

210723葉山・芝崎-23

ヘビギンポ。
そこらじゅうにいる上にわりと地味なやつなのでダイバーにもシュノーケラーにも今イチ人気がない魚です…( ´・ω・`)
この時期は婚姻色になったりして観察を続けるとわりと面白い魚でもあるんですけどね…

4. 出会ったウミウシの紹介

ここからは出会ったウミウシの紹介です。
磯をごろごろしながらウミウシを探していると2時間くらはすぐに経ってしまうくらい楽しい♪

210723葉山・芝崎-25

探し始めてわりとすぐにハクセンミノウミウシを発見!
その名のとおり白い線がたくさん入っているのが特徴ですね〜

210723葉山・芝崎-27

元気に動き回っていました。
赤点と濃い茶色のミノと白線模様…わりとスタイリッシュですね!

210723葉山・芝崎-28

イロミノウミウシ…だと思います…たぶん…
姿形はイロウミノウミウシだと思いますが色が完全に抜けてる感じなんですよね…?( ´・ω・`)ワカラン…

210723葉山・芝崎-36

こちらは正真正銘のイロミノウミウシです。
いつも見ているやつなので安心感があります。
腹足が剥がれて波に翻弄されていましたが、なんとか踏ん張ってピンチを乗り切ったようです。

210723葉山・芝崎-32

ミドリアメフラシ。
アメフラシの仲間ではありますがそれほど大きくなるわけではありません。
大きくなっても5〜6cmのかわいいやつです。

210723葉山・芝崎-33

ネアカミノウミウシ。
見つけた時はハクセンミノウミウシだと思っていたのですが、帰って写真を確認してみると明らかに何かが違う。
調べてみたところネアカミノウミウシという名前で紹介されていました。

210723葉山・芝崎-34

ネアカミノウミウシ。
ハクセンミノウミウシだと思い込んでいたからあまりたくさんのカットを取らなかったのが悔やまれます…( ´・ω・`)
図鑑でみると学名の種小名がspになっていたので分類が確定しているわけではないようですので、現時点ではハクセンミノウミウシ属の1種と紹介した方が良いでしょうか??

210723葉山・芝崎-35

アンテアエオリディエーラ・カカオティカ。
突然何を言い出したのか思ったかもしれませんがこのウミウシの学名です。
分類的には確定しているけど和名がついていない先ほどのネアカウミウシとは逆のパターンですね。
ウミウシの分類はまだまだ不確定なところが多く、研究が進むにつれて、
・同じ種類だと考えられていたけど実は別の種類だった
・違う種類だと考えられていたけど実は同じ種類だった
なんてことは今でも普通に起こります。
実際、この写真のウミウシも10年くらい前の図鑑だと「ミノウミウシ」と紹介されていますし…
10〜20年前くらいは別種とされていたものを統合するトレンドだったのですが、近年はやっぱり別種だったというのがトレンドのようですw

210723葉山・芝崎-37

キヌハダモドキ。
もちっとした体つきが可愛いウミウシですが、こう見えて他のウミウシを食べる意外と獰猛なやつなのです。
左したの黒いしわしわは私のグローブ(ワークマンで買った100円の軍手)ですw

5. 出会ったその他の生き物の紹介

カニや貝などを紹介します。

210723葉山・芝崎-22

サザエ。
サザエは穏やかな水域で育つととげとげが発達しないようなのですが、芝崎でサザエを探すとその違いは納得することができます。
フィンスイムでやや深いところにいるサザエはトゲトゲしていますが、潮だまりにいるサザエは写真のようにつるっとしています。
岩に逆さまにくっついていたので剥がそうとしてみましたが、思いのほか強い力でくっついていたのでそのままにしておきました。

210723葉山・芝崎-31

やたらキレイな色した巻貝がいました。これもサザエでしょうか??
どういう育ち方したらこんな色の殻になるんやろな〜??

210723葉山・芝崎-29

ウミウシっぽくも見えますがヒラムシの仲間です。
写真だとこのタイプのヒラムシとウミウシの違いはわかりにくいですが、実物を見ると明らかに動き方が違うのですぐにわかります。

210723葉山・芝崎-39

イソクズガニです。どこにいるのかわかりますか??

210723葉山・芝崎-41

捕まえました。
これでも全然カニっぽく見えないところが素晴らしい擬態の技術です!!

210723葉山・芝崎-40

ひっくり返してみました。
お腹側をみると明らかにカニなんですよね〜

6. EXIT

210723葉山・芝崎-42

たっぷり3時間遊び尽くして陸に上がりました。
この日は天気も潮回りも良く、夏休みの初日でもあったのでたくさんの人がこの磯を訪ずれていました。

210723葉山・芝崎-43

それではまたどこかの磯でお会いしましょう〜♪

前回の磯遊びはこちら「葉山・芝崎海岸での磯遊び&ウミウシ探し(4)」

今回の磯遊びの様子をまとめた動画はこちら↓
チャンネル登録をよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?