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アメリカ発、クリエイティブ系フリーランサーがフォローすべき5つのYouTubeチャンネル

アメリカでは運転や通勤しながら情報収集ができるオーディオ系コンテンツ、ポッドキャストやオーディオブックが大人気です。日本ではVoicyというフォーマットが人気を集めつつありますね。情報収集って時間が膨大にかかります。作業しながら何となくでもいいのでインプットすることは長い目で見て大きな財産になります。仕事中や通勤中にコツコツ情報の財産を集めて「今日も少し賢くなれた」と思うのは良い気分です。

今日はフリーランサー向けにオススメのチャンネルを5つ紹介します。その中でも日本で情報の少ないアメリカ発コンテンツに集中してお話します。

なんで英語やねん

とツッコまれた方もいらっしゃるかと思いますが、私は英語でググれるようになるようになることを推奨しています。以前、英語で情報収集できるとインプットできる量が日本語のみに比べて10倍ほどになることをnoteで紹介させていただきました。

2015年時点で全インターネットじゅうのコンテンツのうち55.7%が英語です。日本語は5%ですね。多くの情報にアクセスするのに言語バイアスは間違いなくかかります。

また公用語である英語のフィールドでは競争相手が世界です。英語で人気のコンテンツは保証されているクオリティのレベルが高いです。

最後にアメリカでのオーディオコンテンツの歴史は日本よりもずっと長いです。アーカイブが大きいことは改善の歴史が長く、良いコンテンツが揃いやすい土壌ができていることを意味します。

私はアメリカに5年住んで現地で仕事しています。無責任な話ですが、英語の効果的な勉強法というのは「現地に飛び込め」以外あんまりよく知りません。留学経験がない、という方でも情報収集のために英語を覚えたいという方、以下の記事がオススメです。

The Futur

まずはThe Futur、私がフリーランス術の全てを教わったチャンネルです。The Business of Design and the Design of Business(デザインのビジネス、ビジネスのデザイン)をスローガンに掲げるこのチャンネルは、美大では習わないビジネス、価格、マインドセット、デザインキャリアの積み方など、デザイン職のビジネスを中心に発信しています。特筆すべきは主催クリス・ドーの考え方のプロセスが全公開されていることで、単価をあげる交渉のロールプレイは神業です。クリス氏のやった通りに交渉をして単価を10倍にあげた、という身近な実例も何度も聞きました。起業はマインドセットが80%というように、成功している人の考え方をそのまま盗めるのが何より貴重です。ゲストが豪華なのも特徴。YouTubeの他にPodcast、Twitter、Instagramにて発信しています。

Gary Vaynerchuk

家業のリカーショップを300万ドルから6000万ドル規模に成長させ、4冊の本でベストセラー、Facebook/Instagram/Uber/Snapchatのエンジェル投資家ゲイリー・ヴェイナチャックについてはウィキペディアを詳しくご覧下さい。めちゃくちゃ熱い人です。スタートアップブームの今、最短距離で成功するコツなどのメッセージが注目される中で彼のスタンスは一貫して「Crush it!(全力でやれ)」。近道なんてない、今すぐ始めろ、結果ではなくプロセスに集中しろ、とあの手この手で話すゲイリーから事業を始めることの大変さと楽しさを教わることができます。彼はGaryVeeというYouTubeチャンネルを持っていますが他のメディア露出があまりにも多いので、単純にGary Vaynerchukで検索することをオススメします。

GrayScaleGorilla

言わずと知れたCinema 4Dチュートリアルチャンネルですが、彼らのポッドキャストも非常にクオリティが高いです。映像・フリーランス系技術の他に注目すべきはどうやって毎日アーティストとして成長できるかというソフトスキルについて、主催のニック・キャンベル、クリス・シュミット、チャド・アシュリーがごりごりに議論し合っているのものです(アメリカで議論というと、相手を論破するというよりは反対意見を出し合い、その中から解を導くことを言います)。前半30分は最近どうなん?が多いので飛ばして大丈夫です。

Matt D'avella

ミニマリズムを中心に発信する映像作家マット・ディアヴェラ。ひとりで作ってるとは思えないぐらいコンテンツのクオリティが高いです。The Ground Up Showというインタビューを中心にしたプロジェクトを持っていて「個人というミニマルなレベルでビジネスを成功させるには?幸せになるには?」をテーマに発信しています。フリーランスやマインドセットにおける力の入れどころにたくさんのヒントが得られます。

Yoga with Adrienne

Podcastではない番外編です。なぜ突然ヨガ、という感じでしょうが、長時間同じ姿勢で座っているクリエイティブにとって運動は大切です。数あるヨガチャンネルの中でもYoga with Adrienneのクオリティは群を抜いています(アスリートではない個人にアディダスがスポンサーとしてつくほどです)。

主催エイドリアン・ミシュラーは女優であり「誰でも家で、恥ずかしがらず、安心してできる無料ヨガ」をモットーにしています。愛犬ベンジーが出てきたり、噛んだり、余談をしたり、セーターでヨガをやったり、完璧じゃなくても良いというメッセージがたくさん散りばめられています。毎日ちがうヨガが楽しめるカレンダーもオススメです。


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