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モーパイのすすめ

モーパイ、すなわちモーレツ宇宙海賊(パイレーツ)が再放送ですって。
実は昨年末、TVアニメと劇場版のBDを大人買いしたところでしたが、本放送からちょうど10年になるそうです。
実はこのモーパイ、私の好きなアニメ、ないしオススメのアニメでまず出てくるお気に入り中のお気に入りです。そんでもって、私が小松未可子さんの大ファンになるきっかけになった作品でもあります。
せっかくなので、私がモーパイ大好きな理由を並べてみました。どこからでもどうぞ。

茉莉香かわいい

アニメにしても漫画にしても小説にしても、好きになる物語には魅力を感じるキャラクターがいるもの。その中でも主人公は言うまでもなく大事です。
本作の主人公、加藤茉莉香は初登場時15歳の女子高校生。ちょいと天然ドジながら、努力家で決断力もあり、いつも前向きで自立した人格を持つ陽のキャラクター。
お馬鹿さんではなくクレバーで、天然の加減もちょうどよく、個人的な好みドンピシャです。思えば、もっと昔から好きな作品、無印ゾイドのバン・フライハイトも似た要素を持ったキャラクターかもしれない。
すがたかたちも、バリエーション(学校の制服、ヨット部のパーカー、私服、宇宙服に船長服からメイド服に水着まで)豊富な衣装もかわいい。
そんな茉莉香の元気で明るい魅力が、小松さんのハツラツとした特徴的な声で素晴らしく生きてきます。よい。

最高のクルー

好きになる物語には魅力を感じるキャラクターがいるもの(2回目)。茉莉香のまわりを固める海賊船のクルーや、同じ部活の仲間たちもそれぞれに魅力的。
加えて、演じる声優陣もとっても豪華。オープニングと次回予告でナレーションを務めるは小山力也さんだし、海賊船には藤原啓治さんに堀江由衣さん、松岡禎丞さんも乗り込み、学友には花澤香菜さんに日笠陽子さん、戸松遥さん、早見沙織さん、内田真礼さん、佐藤聡美さん、茅野愛衣さん、伊瀬茉莉也さん、劇場版には能登麻美子さんと、あっちこっちで主役を張る名優がぞろぞろと。まだ本格的にメジャーになる前の出演の方もあり、セリフの少ないキャラクターもいるのでぜひ探してみてもらえれば。

リアルな宇宙そら

本作は宇宙海賊というだけあって、宇宙、それも恒星間航行(≒光速を超える速度での移動)ができる世界を舞台にしたSFです。
恒星間の、超長距離を移動したり、通信したり、当たり前に宇宙で活動したり、そんなことが当たり前の世界で、その当たり前についてまわる事象や制約がしっかり描写されたSFになっているのが原作『ミニスカ宇宙海賊』シリーズであり、その魅力がモーパイでも表現されています。
宇宙を舞台とする多くのSFでは、ヤマトしかり、スター・ウォーズしかり、戦闘というと宇宙船がビーム砲やミサイルを撃ち合って火花を散らすシーンが中心ですが、モーパイではあまり撃ち合いがありません。
その代わり、ネットワークやレーダー、センサーなんかを駆使したサイバー戦=電子戦が中心に据えられています。
ドンパチしなくて面白いのか、と思われるかもしれませんが、これがリアルな説得力があって面白い。
だいたい、広い宇宙空間でそう簡単に目視できるような近距離を目視できる速さで飛んだりしないよね、と言われてみればそういう世界もありそうで、そこで何が勝敗を分けるか、というと相手の位置を正確に把握し、自分の位置をごまかす電子戦だ、というのは説得力があります。
主人公、加藤茉莉香が乗る宇宙船が一発も撃たずに(そもそも非武装)攻撃してきた宇宙船を黙らせる序盤のクライマックス(5話)でぐっと来たら、あなたもモーパイファンの仲間入り。

乗ってみたい宇宙船ふね

宇宙もののSFでは、宇宙船もキャラクターの一種だと思います。その宇宙船も乗ってみたい、カッコイイやつらが勢揃い。
加藤茉莉香が乗る海賊船「弁天丸」は「ザ・宇宙船」って感じのロケット型、高校の練習船「オデット2世」はシャープでシュッとした太陽帆船(!)。
他にもヨット部の活動で乗り回すディンギーや、地上と弁天丸を繋ぐ小型のシャトル、地上で走るコミューター(車)など、魅力的なメカがたくさん登場します。さすが河森正治さん(マクロスシリーズ、アクエリオンシリーズ等)のデザイン。

アガるBGM

各シーンを彩るBGMも、アニメの魅力を引き出す重要な要素。特にクライマックスを盛り上げるBGMが大好きで、これを聴きたいがためにサントラを買ったほど(↓の動画、0:45から)。

他にも、ケルト調で楽しい海賊の時間を演出するBGMや、未来を感じるテクノ風(?)のBGMなど、場面に応じた豊かなバリエーションがとても、よいです。
OP、EDはももクロが歌っていますが、その他に小松さんが歌うイメージソングが何度か使われていて、これもまた作品のイメージにマッチしてよいです。↓ではそのうちの1曲、Black Holyが使われています。

おわりに

というわけで、モーパイのテレビ放送10周年によせて、モーパイ大好きなわけを書き連ねてみました。あのシーンのここが、とか、このシーンのそこんとこが、とか、まだまだたくさんありますが、あんまり書いてると10周年の節目に間に合わなくなりそうなので、機会があればまた。
もし万が一興味が湧いてきた方はぜひ放送をチェックしてみてください。

さぁ、海賊の時間だ!


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