大きく頼もしいマト

2010-2011 シーズンのリーガ・エスパニョーラ第38節アルメリア戦

これがこのシーズンで最後の試合であり、ベルナベウの観衆が少し休暇に入る直前の一戦であった。

この日、85分から当時の指揮官ジョゼ・モウリーニョが途中で投入し、出場機会を得たスペインとドイツのハーフで長身のカンテラーノはFWというポジションの役目を、ピッチに入って2分でしっかり果たした。
これが、その日8得点のゴールだ。


あれから13年。

23-24シーズンにエスパニョールからのレンタルで復帰した彼は、あの日と同じ舞台で救世主となった。

サッカーの女神の気紛れと言える出来事を、またもマドリディスタは経験することになる。

もちろん、嬉しい『誤算』として。

来シーズン来るであろうフランス人ストライカーが、今シーズンに決まらなくて結果的には良かったの意。

これもまた運命の悪戯であろう。

余談だが、レヴァークーゼンが祝辞をくれたのも感慨深い。
かつて、クロースがバイエルンから1シーズンのレンタル在籍していたのは有名だ。
また、カルバハルを世界トップレベルになる為の基礎をきづい、そして、シャビ・アロンソが指揮官としてクラブ史上初のマイスターシャーレをもたらした。

何かとマドリーと縁深いクラブである。

ジダンがグラスゴーで9個目のビッグイヤーを引き寄せたゴールを決めた相手もまた、今シーズンのブンデスリーガ覇者であった。

彼らとは今後も良好な関係を続けてほしい。

そして、2024年6月2日。
マドリーはまたしてもドイツのクラブと15個目のビッグイヤーを掲げる為の戦いを行う。

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