空見ハル@宇宙&馬

宇宙を舞台に活動しつつ競走馬たちに思いを馳せる。そんな人です。 他にも軍事、世界史、映…

空見ハル@宇宙&馬

宇宙を舞台に活動しつつ競走馬たちに思いを馳せる。そんな人です。 他にも軍事、世界史、映画、釣りとかいろいろ。 細々と物書きをやったりやらなかったりしています。

マガジン

  • 跳べ、ウラヌス!史実紀行

    ウマ娘プリティーダービーの世界をお借りして、バロン西とその愛馬・ウラヌスを描く「ウマ娘Prequel -跳べ、ウラヌス!-」。 20世紀前半を生きた作中の馬術家とその愛馬たちは、実際の歴史ではどのように生きていたのか。「跳べ、ウラヌス!」執筆時に集めた資料等をもとに、作品に沿って20世紀前半の西とウラヌス、そして馬術について解説していきます。 『ウマ娘Prequel -跳べ、ウラヌス!-』本編はこちら。 pixiv https://www.pixiv.net/novel/series/10979743 ハーメルン https://syosetu.org/novel/325883/

  • "跳べ、ウラヌス"の史実~西竹一とウラヌス物語~

    1932年ロサンゼルスオリンピックの障害跳越馬術競技にて金メダルを獲得し、1945年に戦死・死亡した華族軍人「西竹一」とその愛馬「ウラヌス」。今や伝説とも言えるこの一人と一頭は、一体どのような軌跡をたどり、そしてどのような素顔だったのか。 今回は私の拙作、現在流行中のウマ娘プリティーダービーの二次創作「跳べ、ウラヌス」の内容と絡めつつ、追っていきたいと思います。

  • ハルウララとダンスセイバー

    ハルウララとダンスセイバー。時代も知名度も違った、連敗記録を持つ二頭の"負け組"たち。彼女らがなぜ走らなければならなかったのか、そしてその走りが何を生んだのか。そういったことについての意見を書きました。

最近の記事

跳べ、ウラヌス!史実紀行 #2「西とウラヌスの出会い、ヨーロッパ転戦」

バ術競技全盛期の20世紀はじめに実在した馬術馬「ウラヌス」とその相棒「西 竹一」をテーマにしたオリジナルウマ娘小説…… 『ウマ娘Prequel -跳べ、ウラヌス!-』 pixiv ハーメルン 競馬ではなく「馬術競技」を元に、ウマ娘の世界で活躍するウマ娘とトレーナーのコンビたちを描いています。 「跳べ、ウラヌス!史実紀行」では、「跳べ、ウラヌス!」の主人公の元になった馬術家「西 竹一」とその愛馬「ウラヌス」を中心に、作品に沿って史実を紹介していきたいと思います。 今回は

    • 跳べ、ウラヌス!史実紀行 #1「”西とウラヌス”前夜~今村とソンネボーイ~」

      バ術競技全盛期の20世紀はじめ、イタリアのピネロロ騎兵学校にいる孤独なウマ娘「ウラヌス」は、日本のバ術家「西 竹一」に出会う。 まだまだ小さなこのウマ娘とトレーナーは、バ術の全盛期である20世紀はじめという時代で、前を向いて進み続ける。 これは、ウマ娘とトレーナーたちの”絆”の物語。 『ウマ娘Prequel -跳べ、ウラヌス!-』 pixiv ハーメルン 競馬ではなく「馬術競技」を元に、ウマ娘の世界で活躍するウマ娘とトレーナーのコンビたちを描く「跳べ、ウラヌス!」。

      • 跳べ、ウラヌス!史実紀行 #0「馬術競技と日本」

        バ術競技全盛期だった20世紀はじめ、イタリアのピネロロ騎兵学校に、あるウマ娘がいた。彼女の名前は「ウラヌス」。彼女は誰よりも強いウマ娘になるために、たった一人で走り続けていた。 そんな中、彼女の下に一人の男が東洋から訪れる。男の名前は「西 竹一」。 日本のバ術家である彼は、世界の舞台に立つための相棒となるウマ娘を探していた。 まだまだ小さなこのウマ娘とトレーナーは、バ術の全盛期である20世紀はじめという時代で、前を向いて進み続ける。 これは、ウマ娘とトレーナーたちの”絆”

        • 彼女らは走り続けるべきだったか?~"負け組"たちの馬生について~

           前回、ホッカイドウ競馬にて2020年に200戦200敗を記録して現在も走り続けている「ダンスセイバー」についての記事とツイートが多くの人に拡散されました。ハルウララと同じく、今も頑張るダンスセイバーの名前が少しでも知られるだけで嬉しく思います。  さて、そんな中で、というよりもハルウララブームの時から、ダンスセイバーのような何度も出走しなければいけない「負け組」たちについてこんなコメントが多く寄せられます。 「ハルウララのように年間20以上も走らされる馬たちについて、連

        跳べ、ウラヌス!史実紀行 #2「西とウラヌスの出会い、ヨーロッパ転戦」

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        • 跳べ、ウラヌス!史実紀行
          3本
        • "跳べ、ウラヌス"の史実~西竹一とウラヌス物語~
          0本
        • ハルウララとダンスセイバー
          2本

        記事

          「負け組」の「愛される」という勝ち方~ハルウララとダンスセイバー~

          「負け組の星」  113戦113連敗。その記録とキュートな名前が話題となり、競馬ファン以外の人々からも日本中で愛された「ハルウララ」。  擬人化されて出演した「ウマ娘プリティーダービー」の大ヒットもあり、その名前は今でも多くの人々から愛されています。  しかし、実は同じく連敗に次ぐ連敗でハルウララを超える出走数と敗北を重ねる競走馬も少なくありません。それでもハルウララほどの話題と知名度を得ることがないまま陰で走り続ける競走馬たちもいます。 北海道の"負け組"、「ダンス

          「負け組」の「愛される」という勝ち方~ハルウララとダンスセイバー~

          「エリート」じゃない、「キングヘイロー」だ(キングヘイロー生誕祭2021)

           キングヘイローは欧州の1980年代最強馬「ダンシングブレーヴ」と米国のGⅠ競争7勝馬「グッバイヘイロー」の良血、更に当時天才と呼ばれた福永騎手が合わさることで、デビューからキングの名にふさわしい堂々の3連勝を果たした。  そして迎えようとしていたクラシック戦線。狙うはG1優勝。しかし、そこにはのちに最強の世代と呼ばれることになるライバルたちが待ち受けていた。  待ち受けていたのは日本の血と親を失った陰のドラマを持つスペシャルウィークやセイウンスカイ。そしてエルコンドルパ

          「エリート」じゃない、「キングヘイロー」だ(キングヘイロー生誕祭2021)