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DIY都市をともに作る仲間を募集します

昨年7月に、「DIY都市を作ろう」という内容の記事を note で書きました。

大変多くの人に反響をいただきましたが、その後どうなったのか?をこの記事では紹介していきたいと思います。また、合わせて本プロジェクトを進めるために必要な仲間を募集しますので、ご興味ある方はぜひ最後までお読みになっていただければ幸いです。

今回募集するのは、事業開発PMとインフラエンジニア、及び事務系のサポートスタッフです。

Vision: 市民主体のまちづくりを通して多様なウェルビーイングを実現すること

DIY(Do It Yourself)=市民主体のまちづくりを通じて、多様なウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること)を実現するのが本プロジェクトのビジョンです。

多くの市民は、「まちづくりは一部の行政や政治家などが取り組むものだ」と思っており、期待や関心を寄せておらず、そのような人々の要望や意見は、地域サービスに反映されづらい構造になってしまっています。また、スマートシティなどのテクノロジー起点のサービスは、「生活が便利になる」といった価値を提供できる側面はありますが、市民をサービスの消費者のように扱う結果、主体性を下げてしまいかねません。

そんな状況に対し、「多様なウェルビーイングが実現されている状態」とは、地域の人たちそれぞれが、多様な幸福感を感じ作り上げている状態です。昨今の様々なウェルビーイング研究で明らかになっているように、幸福感というのは、身体的な健康やポジティブな体験だけでなく、他者との関係性や生きる意義、達成感や没入感など様々な要素から生まれます。そのためには、主体的にまちづくりに関われる機会があり、創造的な活動ができ、その結果他者との関係性が豊かになる、というサイクルが重要だと思っています。
DIY=Do it Yourself のための機会があり、それが繋がって Do it Ourselves となり、「ありがとう」が循環する豊かな関係性を作っていきたいです。

詳しくは前述の note を読んでいただければと思います。その後賛同者が多く集まり、プロジェクトもだいぶ進んできたので新たな仲間を募集します。DIYを可能にする市民参画のためのツールキットなどは先行して作っておりますが、特に今回は以下のプロジェクトをサポートしてくれる人が必要です。

オープンで安価なデータ連携基盤の開発

ウェルビーイングの実現のためにテクノロジーを活用するには、そのための道具が必要です。プロトタイピングを安価で行えれば、地域課題を解決するためにいろいろな知恵を活用できます。データ基盤のために高い費用を払うのではなく、できるだけ全国の自治体でオープンに使えるデータ連携基盤を作りたいと思います。また、オープンソースであることで、企業だけでなく地域のシビックテックプレイヤーが自ら手を動かしてシステムを作り上げていくことができます。

2016年に米国では、People's Code宣言によって、行政組織が最低20%をOSSにすることを目標としました。欧州委員会もOSS戦略を公表しており、クラウド時代のOSSの位置づけを強化しています。シビックテック とOSSは必ずしも同じコニュニティではありませんが、重なる点も多く、2020年に東京都の新型コロナ対策サイトで、Code for JapanがOSSの可能性を示したように、シビックテックはOSSの普及に大きな役割を果たしています。

残念ながら日本においてはまだスマートシティに関するオープンソースコミュニティは育っていませんが、EUで生まれたオープンソースのデータ連携基盤であるFIWARE等を活用しながら、複数の自治体が安価に共同で使え、データを共有できる基盤を開発しています。

すでにいくつかの自治体が利用に興味を持っており、導入へ向けて開発を進めています。

ウェルビーイング研究

一般社団法人スマートインスティテュートジャパンと、ウェルビーイング指標の研究をしています。そもそも指標化が可能なのかも含め、どのようにすれば地域のウェルビーイングを計測し政策に生かしていけるのか、研究を進めています。

自治体・企業・市民が交わるDIY都市アライアンス

現在、DIY都市には様々な企業や自治体、研究機関が賛同してくださっています。これらをつなぎ、実践するためのコミュニティを作っていく必要があります。アライアンスの事務局機能を立ち上げるための参加規約作成や会費の設定、会議体、セミナー、ワークショップ企画など様々なことを進めていますので、協議会などの立ち上げに貢献できそうな方がおりましたら、ぜひお手伝いいただきたいです。

DIY都市プロジェクトを進める人材を募集します

上記のようなことを進めるにあたって、以下の職種を新規で募集いたします。以下から応募ください。週3日から勤務できます。

募集要項
https://s.c4j.jp/d9u6
応募フォーム
https://forms.gle/DXhAi3q3MnED51h1A

事業開発PM
お願いしたいこと
・DIY都市アライアンスの立ち上げ業務(規約づくりや事務局立ち上げ)
・自治体等への営業体制づくり
・ラーニングコミュニティの企画運営
・海外事例の調査や海外連携

インフラエンジニア
お願いしたいこと
・(パートナー企業と連携しながら)AWS上へのデータ連携基盤を構築する
・アーキテクチャ設計
・ソフトウェアの品質管理
・セキュリティ遵守体制の整備
・データモデル定義
・海外事例調査や連携(FIWARE Foundation 本体とのやりとり)

事務サポートスタッフ
お願いしたいこと
・Code for Japan全体の総務
・ブリゲード(各地のCode for コミュニティ)や正会員への対応
・DIY都市事業の事務局
※ 本郷3丁目(東京都文京区)のオフィス勤務あり(週1程度)

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