私が考える最強のチームビルディング:自己理解をサポートすれば組織は強く幸せになる
こんにちは。川村ハルカ(@rocst_hal)です。
今日のテーマはこちら。
幸福な組織運営ってなんなんだろうか??
幸福な組織運営とは
会社の存在目的は、もちろん「最小の労力で最大成果を生み出すこと」ですよね。
でも最大成果を生み出すためには、ただ毎日タスクだけこなしていればいいというわけではありません。
先日の記事で述べたように、生産性の高いチームになるには「心理的安全性」が重要です。
その観点で考えてみたとき、私の仮説としては幸福な組織運営とは
仕事をしている個人単位で
・メンバーが幸福
かつ
・最小の労力で最大の効果を出せている状態
なのではないかと。
情熱、創造性、主体性が組織を育てる
ゲイリー・ハメルは著書『経営は何をすべきか』の中で能力のピラミッドというモデルを提唱しています。
レベル4以上の能力、つまり情熱、創造性、主体性を有したメンバーが、長期的に組織を繁栄させてくれるというのです。
そしてこの情熱、創造性、主体性こそが、組織やチームが醸成するのに最も苦労する部分でもあります。
情熱、創造性、主体性はどこから生まれるのか。
情熱、創造性、主体性は、ジョブクラフティングの概念とよく似ています。
『ジョブ・クラフティングとは、 働く個人が主観的・主体的に、仕事に新たな意味を見出したり、仕事内容の範囲を変えたりすることです。よりシンプルに表現するならば、「自分で自分の仕事を意義深いものに変えていくこと」です。
(引用元:社員の「働きがい」を生みだす『ジョブ・クラフティング』を首都大学東京 高尾教授に聞く!)
続いては、ジョブクラフティングを
・フロー状態
・自己理解
の2つの概念から考察してみます。
フロー状態とは
チクセントミハイ氏によると、フロー状態とは「時を忘れるくらい、完全に集中して何かに取り組んでいる精神的な状態」のこと。スポーツにおける「ゾーン」と同じような概念です。
彼は芸術家、音楽家、科学者、スポーツ選手など仕事に対する満足感を得やすい職種を対象として、どんなときに幸せを感じるのかをインタビューしました。
その答えこそが、「没頭」だったのです。彼らは我を忘れて仕事に没頭し、疲労や時間を忘れて満足感を感じていました。
フロー状態=没頭(超集中)=幸福
また氏は、フロー状態が発動するための7つの条件についても述べています。
【フロー状態の要件】
①目的が明確(何をすべきか、どうやってすべきか理解している)
②日頃の現実から離れたような忘我を感じている(自己、時間、周囲の環境を忘れる)
③ただちにフィードバックが得られる
④活動が易しすぎず、難しすぎない。(挑戦と能力のバランスが取れている)
⑤その場を支配している感覚。自分が有能である感覚を持っている
⑥活動に本質的な価値があり、活動が苦にならない。
⑦自分はもっと大きな何かの一部であると感じる
自己理解がフロー状態を作る
さて、やっと全体像が見えてきました。
メンバーが幸福な状態=フロー状態であり、
フロー状態には
・目的が明確
・その場を支配している有能感
・活動に本質的な価値がある(と感じている)
といった発動条件があります。
自己理解を促進する
↓
フロー状態の発動条件が整う
↓
フロー状態=幸福に働けるメンバーが増える
さらに言うならば、
自己理解を促進する→自己表現の機会を増やすことで心理的安全性が高まる
という副次的な効果も生んでくれるわけですから、やってみる価値はあるのではないでしょうか。
というわけで結論。
私が考える最強のチームビルディングは、「メンバーの自己理解をサポートすることで、強く幸福な組織を作る」です。
自己理解のサポート方法についてはまた次回。
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