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【鉄女学-33】祖父の命日に。

祖父の命日。
13回目の今日を迎えています。
もう慣れたようで未だ慣れないものですね。
それだけ想いが強い、
愛の証という意味でしょうか。

あの日、朝の7時15分くらいに、
実家から電話があった時
全てを確信してしまいました。

京都から特急電車に飛び乗って1時間半。
急いでタクシーに乗り継いで
病院にたどり着くも
生きてる姿には間に合いませんでした。

私はおじいちゃんの想う姿に
なれてるだろうか?
今も日々そんなふうに考えて、
こうしてnoteも書いている、
結局は私が輝くことがいちばんのつとめ。

鉄工所の会長職だった祖父の社葬には、
本当にたくさんの方々がお別れに来てくださりました。
その中で代表して「孫からの手紙」を
(祖父にとって孫は私1人)
大勢の前で読み上げた経験と、
声に出したフレーズの一つ一つが
今も一生物の決意となって
胸に刻まれています。

「おじいちゃんと出会って二十年。ーー
この家族に出逢わせてくれてありがとう。」

「おじいちゃんみたいな経営者になります」

そんなことを
本当は目の前で言いたかったけれど
叶わなかったのが悔しい。
けれど、そのぶん背負って
がんばれる気がしています。

祖父の携帯に残されてた
発信履歴の最後は
会社とメインバンクの番号でした。

社員のお給料日を2日後に控え
亡くなるのが23日だったから、
自分自身予感がして
「自分が亡くなっても
予定通りお給料を頼むね」
とお願いしてたのだろうと。

亡くなるまで現役。
鉄工所の舵を取り、
いつでも仕事のことを考え。
困った人には気持ちだけで
お金や物を分け、
あらゆる方面に気を配る
とても慈悲深い人だったと思います。



ずっと会社を継ぐことが
一番の孝行だと思ってきたのですが。
〝「継ぐ」よりも最上の着地点〟を見つけて
今それに向かって走り出してるから。

新しい時代に、
祖父の魂を連れていこう、
必ず羽ばたいていこう。

祖父の使い込まれた、
このビジネスバッグを受け継いで。
新たな自分として外に出ていこう。


思いを新たに、
身が引き締まる、今日の日でした。

ありがとうございます! 社会を明るくする企業を目標に全力で頑張ります!!