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【双裸玉】( 'ω' ).。oO(🍩☕ 20.10.06.

王座戦第四局、勝手に短評

前日の王将戦挑戦者決定リーグ戦は大熱戦だったのだけれど、今日の王座戦も200手を超える大熱戦となった。永瀬王座が優勢な終盤戦、久保九段は歩頭に龍を滑り込ませる▲4五龍から▲3七銀・▲2八金といった穴熊構築の粘りによって風雲急を告げる。永瀬王座は絶対的有利な立場にいるのに、1分将棋で勝利を決定づける有効な攻めを見出せないのか逆に追い詰められていくように感じたし、ここに久保九段の懐の深さを垣間見た気がした。最終盤、永瀬王座の一瞬の隙をつき、久保九段がそれを的確にとらえて大逆転。背水の陣の一局を取って、勝負は最終第5局までもつれ込んだ。本当に素晴らしい。

( 'ω' ).。oO(🍩☕

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【手順】
▲3八金Ⓐ  ▽同 玉   ▲4七角   ▽4九玉Ⓑ
▲3九金   ▽同 玉   ▲3三飛Ⓒ  ▽2八玉
▲3八飛成  ▽1七玉   ▲1九香Ⓓ  ▽2六玉
▲3六龍   まで13手

Ⓐ:▲1九飛は▽2九角が限定合かつ逆王手で不詰
Ⓑ:▽2七玉は▲2八香以下、
   ▽1六玉  ▲2六飛  ▽1七玉  ▲2七金
   ▽1八玉  ▲1六飛  まで早詰(11手)
Ⓒ:▲3一飛、▲3二飛でも可(非限定)
Ⓓ:▲1八香でも可(非限定)

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