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アフターコロナの旅コラム 6 〜いつでも豊かさの流れの中〜

こんにちは。
今回のカンボジアの最終日のお昼をハンモックで過ごしています。

何度も訪れている村ですが、先ほど気づきを得たので忘れないうちに執筆しておきます。

カンボジアの食事の話。
村はとても暑いので、基本的にいつも庭で過ごします。
遊ぶのも、昼寝をするのも、ご飯を食べるのも、庭です。

食事どきには庭のテーブルをみんなで囲みます。
村の食卓は面白い。
最初のうちは家族だけの食卓ですが、いつのまにか人数が増えていきます。
なぜなら食事をしながら家の前の道をゆく人を呼び止めては次々に食卓に誘うからです。
食卓には入れ替わり立ち替わり色んな人がやってきては、ご飯を食べて帰って行きます。

その光景に、遅ればせながらハッとしました。

「この村の人たちは大きな豊かさの流れの中にいる。」

と気がついたのです。

だって、すごくないですか?
考えようによってはこの村では、今日の食べ物を稼げなくても周りの人が食べさせてくれるのです。

「食べる=お金」という公式が染み付いていたら気がつかないのかもしれません。

先日の「境界線」の話にもリンクしますが、この村では人々が密接に助け合っているように思います。

先進国から見ればここは「貧しい国」かもしれません。それでもとても穏やかで魅力的な理由がわかった気がします。

確かに物質的な資産には乏しいのかもしれませんが、ここには「無形な資産」が潤沢にあるのです。

そして僕は、その「無形な資産」にとても魅力を感じるのでした。

今日も文末までお付き合いありがとうございました。それではまた。


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