貴船神社 奥宮 龍神様に出逢う
貴船神社の姫神様たちに出逢って、そのまま奥へと進みます。
右手には貴船川が流れ、パラパラと小雨が傘に当たり音を立てます。
奥の院の鳥居が見えたあたりで
空気や心がざわついて空を仰ぎ見ました。
『これって、龍だよね!?』人生で初めて龍に出逢ってしまいました。やばいマジで居る…
白狐はいるわ、義経に出逢うわ、龍のお母様はじめ姫神は居るわ、最後は龍!さすが京都の奥の院は違うなー!ワンダーランドか?
子供の頃、漫画日本昔話と言うテレビ番組がありまして冒頭に緑の龍が空を飛んでやって来る。色もサイズもまさしくそんな感じです。ドラゴンボールの神龍より優しい和風の顔です。
はやる気持ちで奥宮の鳥居をくぐり、傘を閉じて境内へ。『ん?傘を閉じて…?』
さっきまで雨がパラパラ言ってたよね?
まさかと思うけどとりあえず鳥居の外へ出てみると
雨は相変わらずパラパラ降っています。
鳥居の中に入ると…やっぱり雨は止んでます。もう一度確認しよう…。
鳥居を出たり入ったりしていると、他の参拝客の声がしました。
『鳥居の外は雨なのに境内は雨が止んでる!』
私が神社仏閣に行くと天気予報が雨でもだいたい晴れるのですが、鞍馬山で雨は降らずに足を庇うのに杖代わりになり、貴船に着いて杖が要らなくなった途端に雨が降り、龍が旋回している下だけ雨が降って無いなんて、最後にこんなドラマチックな演出ってあるー?
感動して空を見上げると龍が境内上空を旋回しています。思わず境内の真ん中に行って手を合わせてお願いをしてみました。
私は、『龍神様と言うのは水や雨を司る神様』だと単純に思うのですが、噂では龍神様は願いを叶えてくれたりお金持ちにしてくれると言うでしょう?
出逢ったからには確認しなければ。そんな訳で
毎度解決しない悩みについて一生懸命お願いしました。
その時の龍の困惑した顔が、忘れられません。
『は?何やってんの?』と言わんばかりに上空から見下げる冷たい視線。雨の調節をするのに全神経を使っているご様子でした。
貴船奥の院 龍に出逢った話のまとめ
龍の仕事は雨や水の管理です。
人生相談やお金の話は専門外ですのでそんな事言われても困るのです。水道局に人生相談するお馬鹿さんはいないでしょ。(中にはお金の話や人生相談が専門の龍も居るかも知れません。そのうち出逢ったらお知らせします)
そして、周りに雨が降ってるのに境内等だけ雨が降ってない場合、龍が上空を旋回しています。
後からネットで検索したら、江戸時代ぐらいの文献で龍が飛んでる下は雨が降らないとありました。
(後から探すけど見当たらず)
毎度の事ながら昔からの文献って、結構そのまま本当の事書いてあるんだよね。『あっ、それ!分かるー!』とか『そんな理由であんな格好してるんだ…』とか納得させられる事ばかり。
それがネットで確認出来るって便利な世の中だし
私も後世の為に検証を書き残しておけば何か有効活用出来るかも知れないとか
いつか困ってる人を助けたり戦争を止めたり出来るのかな。でもジャンヌダルクみたいなハードな展開は嫌だなあ。そんな事を思いました。
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