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もしも会社をつくるなら

もしもピアノが弾けたなら…と歌ったのはかの有名な猪八戒。ではなくて猪八戒役でブレイクした、というわけでもない西田敏行さんです。

話はいきなり逸れるけども、あの日テレ版西遊記の猪八戒はやっぱり左とん平じゃないと思う。西田敏行以外はどうにも考えにくい。だいいち左とん平じゃ八戒の悪いところが出過ぎてしまうじゃないか。そんなふうに子供心に考えていました。

もう二度とあんな豪華でチープで毎週ワクワクさせてくれるドラマは出てこないんだろうなあ。

と、しみじみしたところで本題に戻ります。

そう、もしもピアノが、ではなくて、もしも俺が会社をつくるなら、どんな社名にするかなって妄想したんです。おひるを食べてるときね。

こういうのが好きなのね、比較的。ムセキニンに考えられるじゃないですか。だいたい会社なんか作んないし、そもそも作れない。そんな器量も才覚も持ち合わせてない。むしろ欲しいぐらい。独立すらしてないゆで蛙ですもん。

まあ、そんな険しい目で見ないでさ。ちょっとぼくの妄想に付き合ってくださいよ。すぐに終わりますから。

とはいえまずは事業内容を

いきなり社名を考える、と言ったって、なにかとっかかりがないと。

そう、大事なのは事業内容だ。なにをやってロクを食むのか。なにを持ってして社会に資するのか。そこを決めなきゃはじまりません。

ぼくはいま、渋谷の小さなベンチャーに籍を置いています。その会社では広報やら採用支援やら、会社として受注してきたWebサイトなどのコピーライティングを担当しています。

だけどそれは全部のリソースの1/3。残りの2/3は個人で請け負うお仕事に費やされているんです。個人で請け負うお仕事といっても特に営業活動はしていなくて、知り合いからの紹介とか過去の実績とかを見て直接お声がけいただくもの。

なので半分サラリーマンで半分フリーランス。これをぼくはフラリーマンと呼んでいるのですが(そして浮遊層とも)いまひとつ定着しないですね。

その個人請負のお仕事の領域を拡大するのが、もし会社をつくるとしたら事業の中心に据えるべきかもしれません。と、いうことで依頼される仕事を羅列すると…

インタビュー記事、ミッションビジョンバリューのワーディング、採用ブランディング、ネーミング、経営トップのトークスクリプト(シナリオライティング)、組織活性化の壁打ち相手、研修の企画設計、講義・講演

ざっとこんな感じですね。

これらを抽象度高めにまとめると、言葉や言語化というキーワードが見えてきます。

どうやら「言葉を扱う仕事をする会社」という事業ドメインが適切なような気がして来ました。

事業内容が決まったところで

会社の理念的なものも仮置きでいいから作っておきたい。理念、ビジョン、パーパス、ミッション…この周辺は毎年のようにバズワードが出てくるので、ぼくはシンプルに理念と呼んでいます。

で、クライアントによってパーパスだ、ミッションだ、ビジョンだとイメージされているものに近づける作業をしています。

ぼくが会社をつくるとして、言葉を扱う仕事をする会社の理念とは・・・!

叶えたい夢を叶えるために、
言葉でできることのすべてを。

なんかもっとシェイプアップできると思うんですけど、まあ、仮置きですし妄想ですのでこんなもんで。

この場合の夢はぼくの夢ではないです。ぼくに仕事を依頼してくれたクライアントの夢です。依頼自体はインタビューであったり、ネーミングであったり、MVV策定であったりするんですが、その目的を考えるとみなさん「こうなりたい」があるんですよね。「こうなりたい」のに「そう」なってない。だからぼくに言葉の仕事を頼むことで「こうなる」に近づこうとしているわけです。

「すべてを」なんて大きな風呂敷を広げてしまいましたが「寄り添う」とか「向き合う」とか言うよりは誠実かな、と。少なくともどんな依頼でも話を聞かずに断ることはありませんから。

では社名を考えましょう

パッと思いつくのはこれです!

博通

ちょwww
と草生やす人が多いかもしれません。

でもわかりやすくありませんか?規模こそ違えど博報堂にも電通にも負けないいい仕事しまっせ、という心意気。きっかけはテキストコミュニケーションかもしれないけどそこから派生してムービーやOOH、ブックデザインまでなんでもやっちゃう。

ひとり電通であり、ひとり博報堂でもある。

しかも本名だし。

博通と書いてヒロミチですから。
ハクツウ。どうでしょうか。だめ?

続きまして!

クイックリバー

クイックリバー、ね。

下の名前がイマイチなら、苗字で勝負だと。早川、つまりクイックリバーであると。

どういう意味なんでしょう。

自分でもよくわかりません。

その昔、赤井電機が出していたカセットデッキに搭載されていたのはクイックリバースですね。登録商標されていたのかしら。

スポーツの後に噛むといい、とされていたチューイングガムがありました。クイッククエンチですね。どこ行っちゃったんでしょうか。

クイックリバー。意味合いとしてはそうだなあ、激流のような勢いでクライアントの課題を押し流しますよ、とか。だめ?

大きなコンセプトとして「川の流れのように」があります。生きることは、旅すること。そう、いろいろなことがあるね。出会いも別れもあるね。そうした人生のコクのようなものを言葉に落とし込み、お届けする。それがクイックリバーであります…

だめか。

次行ってみよう。

コトバブ

これどう?

漢字で言葉部。ひらくとことば部。音がよくないですか?バブってかわいくない?

言葉の部ですよ。普通の会社には営業部とか技術部とか管理部とかあるでしょう。でも普通の会社にはことばを専門に扱う部門はないでしょう。だからそれ、ぼくたちがやりますよ、という意味を込めての言葉部。コトバブ。

事、場、部と言う意味も悪くないですね。事とは仕事であり、事業であり。あるいは出来事なんてのもいいね。場は当然それをする場所。いいことが集まってくる場、でもありたい。その部分、一部分を担う役割がコトバブのミッションです、と。

これは悪くないんじゃないでしょうか。

と、言うことで「コトバブ」で検索をかけてみると…

よし!類似の検索結果も出てこない。これはいける!!

と、言うことでもし万が一ぼくが会社を立ち上げたらその時は社名「コトバブ」で行きます。株式会社コトバブ。いいじゃんね。なんか。

まあ、ここまでぜんぶ妄想なんですけどね。

ご愛読ありがとうございました。

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