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東京都在住。大学卒業後、内定を蹴ってリベラルアーツを3年間濃密に学ぶ道を選択。その後、…

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東京都在住。大学卒業後、内定を蹴ってリベラルアーツを3年間濃密に学ぶ道を選択。その後、企業にて財務・ウェブマーケティングの仕事を経て、独立。個人や企業様のライティングやクリエイティブの支援を仕事にしてます。クリエイティブやアート、リベラルアーツについてシェアしています。

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リベラルアーツの目的をプラトンから考える

プラトンという始祖の巨人さて、今日はリベラルアーツ(教養)について考えてみたいと思う。 そもそもリベラルアーツとは、「Liberal(自由の)+arts(技術)」とも言われるように、古代ギリシアにおいて「自由民」と言われる人たちが持つべきとされていた教養を表す。その起源については諸説あるものの、一般的には、プラトンが設立したアカデメイアにおける教育から始まり、共和制ローマにおいて「自由7科」として体系化され、その後ルネサンスを経て、近現代にまで形を変えながらも伝わってきてい

    • 【始動】 哲学とクリエイティブ

      古典との格闘私は、大学卒業後、「就職」といういわゆる常識的なコースからはずれたキャリアを選択している。ほとんど名前も知られていない社会人教育機関兼シンクタンクのような組織に入ったのだ。 イメージしやすい例があるとしたら、Panasonic(旧松下電器産業)創業者の松下幸之助が晩年になって自らの思いを託して設立した「松下政経塾」のような組織だ。そこでは、将来政治家や実業家を目指す若者が少数精鋭で集って、3年間みっちり学問に励む。いわば”社会人大学院”のようなものだ。 そこで

    リベラルアーツの目的をプラトンから考える