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『身元不明 特殊殺人対策官 箱﨑ひかり』

【 ネタバラシはありません 】

『身元不明 特殊殺人対策官 箱﨑ひかり』

著者:古野まほろ
出版社:講談社
発行年:2015年5月12日


(内容紹介)
 2020年の東京オリンピックを機に開発された東京都湾岸区。東京24番目の区の誕生とともに敷設された東京メトロ湾岸線の駅構内の水槽で、左耳を切断された身元不明の水死体が発見される。同じ水槽内でみつかった耳は別人のもの――。警視庁警視・箱﨑ひかりは定年間近の万年巡査部長・浦安圭吾をパートナーに指名し、捜査に乗り出す。翌日を待たず、第二の事件が発生。親子ほどに年齢の離れた二人のコンビが真価を発揮しはじめるとき、殺人犯を追っているのが自分たち刑事だけではないことが明らかになる。


 身元不明と書いて、「ジェーン・ドゥ」と読みます。〈東京メトロ湾岸線でつづく連続見立て殺人に潜む謀略〉。いわゆる警察小説、久しぶりに読みました。普段そういうジャンルを読まない(手が出ない?)私ですが、古野まほろさんの作品なら……という思いです。異常な殺人事件に、執拗な捜査、衝撃的な推理と終幕。最初から最後までわくわくしながら読みました。また、本書に登場するアレについては、まだ積んでいる作品につながっていくのかなと考えると、早く読まないと! とそわそわしてしまいます。

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