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『骨が語る日本人の歴史』

『骨が語る日本人の歴史』

著者:片山一道
出版社:筑摩書房(ちくま新書)
発行年:2015年5月10日

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(内容紹介)
 発掘された古人骨を調べ、当時の人の様子を明らかにする「骨考古学」。その進展によって、日本列島の歴史は大きく書き換えられねばならないことがわかってきた。実は縄文人は南方からやってきたのではない。大陸から渡来した弥生人が縄文人を駆逐したというのも本当ではない。そもそも「弥生人顔」など存在しない――旧来の歴史学に根強く残る誤謬を科学的視点から検証。人々の生身の姿を復元し歴史をひもとく「身体史観」を提唱する。骨考古学の第一人者が、日本人の実像に迫る。
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 通勤中にコツコツと読みました。私は考古学が好きなので、あまり抵抗なく読むことができました。〈縄文人南方起源説は間違い〉〈弥生人顔などない〉〈信長の肖像画は不自然〉など、なかなかに興味深い内容が書かれています。司馬遼太郎さんの著作についても記述がありましたが、まだ一冊も読んでいない私はただただ恥じるのみ。

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