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『早雲の軍配者』

『早雲の軍配者』

著者:富樫倫太郎

出版社:中央公論新社

発行年:2010年2月25日

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 戦を制するは、武将にあらず。風間一族の少年・小太郎は、若き日の山本勘助らと日本最古の大学「足利学校」で軍配者を目指す!
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 読み終えた後、「え、これで終わり……?」と思い、急いで検索しました。本書が、シリーズ3部作の1作目だということが分かりました。だから、こんな今後の展開が気になる終わり方をするのかーと、合点がいきました。
 普段、歴史ものは読まないのですが、だいぶ前に会社の先輩にお薦めの本を聞いて本書を買いました。いわゆる歴史小説は、難しい用語や人名が出てきて、少し構えてしまうところがあるのですが、本書はそんなこともなく、むしろ面白いあまりグングン読み進めることができました。「軍配者」という職業? は、マンガのキングダムやら何かの時代劇やらで知ってはいましたが、それでもうっすらな知識だったので、本書で何たるかを垣間見ることができて良かったです。(めっちゃ勉強するやん……。)そして、小太郎や宗瑞、小太郎の学友など、魅力的な人物がたくさん出てきて、なんかこう胸にぐっとくるものがありました。
 この本を勧めてくれた先輩に今更ですが感謝です。ということで、シリーズ2作目も機会をみて読もうと思います。

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