『背の眼』(上)(下)

『背の眼』(上)(下)

著者:道尾秀介

出版社:幻冬舎(幻冬舎文庫)

発行年:2007年10月10日

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 児童失踪事件が続く白峠村で、作家の道尾が聞いた霊の声。彼は恐怖に駆られ、霊現象探求所を営む真備のもとを訪れる。そこで目にしたのは、被写体の背中に人間の眼が写り込む、同村周辺で撮影された4枚の心霊写真だった。しかも、彼ら全員が撮影後数日以内に自殺したという。これは単なる偶然か? 第5回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。(上巻裏表紙より)

 最近また仕事が忙しくなってきました。仕事の帰り道と休日を使って、こつこつと本書を読み進めました。上下巻ある文庫本を読むのは久しぶりで、最後まで読みきれるか若干不安でしたが、すごい面白かったのでそれは杞憂でした。帯には〈ベストセラー『向日葵の咲かない夏』著者のデビュー作!〉と書かれています。『向日葵の咲かない夏』! 懐かしい、再読しようかな……。それはさておき、本書はホラーサスペンス大賞の受賞作ですが、中身は紛れもない本格ミステリです! これは心霊現象なのか? それとも違うのか? を調査していく過程が、ドキドキさせられます。


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