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『家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊』

『家康の誤算 「神君の仕組み」の創造と崩壊』

著者:磯田道史
出版社:PHP研究所(PHP新書)
発行年:2023年11月9日


(内容紹介)
 家康がつくった江戸幕府の仕組みは、なぜ崩れたのか
 265年の平和――その体制を徳川家康がつくり上げることができたのは、波瀾万丈の人生と、天下人織田信長・豊臣秀吉の「失敗」より得た学びがあったからだった……。しかし盤石と思われたその体制は、彼の後継者たちによって徐々に崩され、幕末、ついに崩壊する。”神君”家康にとっての「誤算」を、近世から近代まで俯瞰して読み解くと共に、彼がこの国に与えた影響に迫る!


 会社の上司からお借りしました。久しぶりに歴史関連の新書を読みました。徳川家康がつくった江戸幕府がなぜ崩壊したのか? という興味深い内容で、最後まで飽きずに読めました。明治政府の動向も、当時学校で習っていたより面白く惹き込まれました。
 本書でいいたいことはいくつかあると思いますが、終盤のこの文章が響きました。

正直さや勤勉さ、礼儀正しさ、好奇心の強さ、学びへの熱意、遊ぶ才能など、江戸人が持っていた美徳を失わないこと

 忘れないようにしたいですね。
 勉強に身が入らない今日この頃なので、勝手に肩身が狭い思いです。

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