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解読「山月記」

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中島敦の「山月記」の読み解いた記事を置いています。
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記事一覧

詩論として読む「狐憑」(中島敦)

1.『山月記』と「狐憑』 中島敦の『狐憑』は次のように結ばれている。 『狐憑』と『山月…

薄楽俊
5か月前
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「山月記」を読む③ 詩論として読む「山月記」

なんとも残酷な一文である。「産を破り心を狂わせてまで」執着したものが、一番の理解者である…

薄楽俊
5か月前
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「山月記」を読む① 臆病な自尊心と尊大な羞恥心について

▢ はじめに 1942年(昭17)の『文學界』2月号には「山月記」「文字禍」が『古譚』と題して…

薄楽俊
1年前
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「山月記」を読む② アリストテレスで読む「山月記」

Ⅰ アリストテレスの悲劇論『詩学』はアリストテレスが著した芸術論である。タイトルから「詩…

薄楽俊
1年前
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