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【ブルベレポート】ISAN2024 4日目【タイ】

4日目は午前4時半ごろに起床。日中は暑過ぎて1時間おきに冷却用の氷を補給しないといけないことが分かってきたので、できるだけ朝の涼しい時間帯に距離を稼ごうという作戦だ。
ホテルの近くにセブインイレブンがあったので、そこで朝食と補給を済ませていざ320km先を目指して出発。ちなみに、タイで手に入る補給食ではオレオみたいなお菓子が食べやすくちょうどいいことに気付き、このあたりから携帯するようになった。

オレオみたいなお菓子

まだ暗い中、メコン川沿いのサイクリングロードを少し迷いながら今日も三人で進んでいく。

サイクリングロード

第3タイ・ラオス友好橋のあたりでサイクリングロードが終了し、大きな幹線道路を進んでいく。もうすぐCP10というところで散水車に遭遇した自転車が泥だらけになるというアクシデントに出くわしたものの、110kmを4時間半という快調なペースで飛ばし、1048km地点のCP10の警察署に到着した。2024kmの旅もいよいよ後半戦に突入だ。

道は広く走りやすい
散水車
CP10 Laowluang police station

ブルベカードにスタンプをもらったあと、朝ごはんに近くの飲食店でセンレックナームを頂いた。コーラをつけても55バーツ(230円)。

センレックナーム
店の外観
店の看板猫

店の看板猫に別れを告げ、アップダウンのある道を進んでいると象の看板が。あとで聞いた話によると、野生の象が車に衝突することもあるらしい。野生の象はちょっと見てみたかったが残念ながら遭遇することはなかった。

CAUTION WILDLIFE CROSSING

4日目となるとかなり走行リズムが掴めてきて、午後2時過ぎ、1143km地点のCP11 What Ahong Silawatに到着した。ここは仮眠所になっているポイントで、仮眠所でアンドレイさんが死んだように休んでいた。暑さに適応できないようで、昼は寝て夜間に走るスタイルで進んでいるようだ。

CP11

スタッフからスパイスの効いたガパオライスを受け取り涼しい仮眠所の室内で頂いた。

ガパオライス

私はこまめに補給をしながら走っていたので十分だったが、PEKOさんとkotonohaさんの二人は食べ足りない、ということで近くのお店でガイヤーンを追加で食べていた。

ガイヤーン

再出発して1時間ほど走った頃、後輪がパンク。しかも変な音を立てている。2人に声をかけて止まってもらい、後輪を外すとなんとリムに太いネジが突き刺さっていた。リム側の穴がそのままではまたパンクしてしまうのでタイヤブートを貼り付けて穴を塞いでチューブを交換した。
修理を終え走り出すと、10分も経たずに後輪の空気圧に違和感。なぜかスローパンクしているようだった。もはや手持ちのチューブがないのでPEKOさんに分けてもらって交換して走り出すも、しばらくして再びスローパンクが発生。リムに開いた穴のあたりに原因がありそうなので、パッチ修理用の紙やすりでやすりをかけて整えてから空気を入れる。今度は大丈夫そうだ。もう二度とパンクしないことを祈りつつ60km先の今日のゴールを目指し西へと向かった。

リムに刺さるネジ

午後9時を回った頃、精神的にはだいぶ疲弊しながらもなんとかノーンカーイの街にあるCP12 Wat Lamduanにスタッフに迎えられながら到着した。道を挟んだ向かい側にはこの街の観光地として有名らしいナーガ像がライトアップされている。ちなみにナーガとはインド神話上の蛇の神らしい。

ナーガ像

観光地だけあって周辺にたくさん屋台が出ており、PEKOさんがジュースの屋台でスイカジュースを3人分買ってくれていた。これはかなり美味しかった。

スタッフにこの近くのホテルを伝えると、バイクで場所まで案内してくれると言うのでお言葉に甘えて案内してもらった。
その後、近くのレストランで夕食に。タイの料理はどこも美味しくて安い。これで暑さと野犬とパンクさえなければ最高なんだが。

夕食

食後は近くのセブンイレブンで明日の朝食を買ってからホテルへ戻る。今日は一人一部屋だ。シャワーを浴び、明日からの後半戦に備えて眠りについた。

続く……


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