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【ブルベレポート】ISAN2024 2日目【タイ】

ポケットに入れたiPhoneのアラームのバイブレーションで目を覚す。朝の6時だ。まずは朝食を食べる。

米と焼きたての卵

日焼け止めを体に塗り、サドルバッグに荷物を詰め込んだら出発だ。今日は260kmと少し控えめの距離。アンドレイさんは暑い時間帯を避けて走るとのことで先に出発していた。というわけで今日は三人で出発だ。

15kmほど進むと小さなスーパーがあったので補給食と氷を買い込む。午前8時だがすでにガーミンの気温計は25℃を指している。これは今日も暑そうだ。

補給を済ませしばらく進んでいるとタイヤに違和感。二人に声をかけて一旦停止し確認すると4度目のパンクを起こしていた。タイヤを外してみると、チューブのバルブの根元あたりが小さく裂けて空気が漏れていた。

チューブを交換していると後ろからPEKOさんの悲鳴が。なぜか道の脇の茂みに隠れた穴があり足がはまってしまったらしい。幸い怪我はなく、パンク修理も終え15分のロスで再出発。小さな川沿いの田園地帯を西へと再びペダルを回す。

川沿いの道

お腹が減ってきたということで今日のスタートから60kmほどの地点にあった飲食店に立ち寄り、ガイヤーン(焼き鳥)、ソムタム(パパイヤのサラダ)、カオニャオ(もち米のご飯)を注文しおいしくいただいた。ソムタムは生っぽいエビを警戒して私は手をつけなかったが、その後二人は問題なさそうだったので気にしすぎだったらしい。

ガイヤーン

食事をしているとワゴンを横に付けたバイクがやってきた。アイスクリームの移動販売だ。もちろん食後のデザートとしてしっかり堪能してから出発した。

アイスクリーム売り
パンに挟まれたアイスクリーム

暑い日差しに照らされながら西へと進む。気温は40℃近い。日本の夏に比べると湿度は低いため、不快感は無いが暑いことには変わりない。1時間ごとに売店でナムケーン(氷)を買いボトルと背中に詰めながら進む。

今日は時間に余裕があるし暑い日中はタイマッサージを受けて休もう、ということになり評判の良さそうなお店へ向かったがマッサーが1人しかいないらしい。こちらは3人だ。しょうがないので移動して別の店へ。こちらは3人でも大丈夫ということで着替え、本場のタイマッサージでリフレッシュタイムだ。ちなみに1時間で200バーツ。

マッサージ店

「今日の宿はどうしましょう?」マッサージを終え出発する前に今日の宿泊について相談する。予定では今日もCPの寺院で提供される仮眠所の予定だったが、昨日のあのクオリティだ。まだまだ先が長いことを考えるとできるだけ快適な場所で休みたいというのが正直なところ。泊まれそうな宿を探すことになったが、場所が地方ということもあり3人分のベッドが確保できそうな宿がネットでは見つからない。一旦保留して再出発した。

マッサージ屋を出て3時間、520km地点のCP5を通過しナイトライドの時間帯に入る。そろそろ夕食を取ろうということになったが、日曜だからなのか時間が悪いのかルート上にある数少ない飯屋がほとんど営業していない。30分ほどうろうろしてようやく夕食にありつくことができた。

夕食

その後は特にトラブルもなく快調に飛ばす。午後11時40分、スタートから累計607km地点にあるCP6のWat Phu Praoに到着した。
さてここの仮眠所はどうなっているのかと辺りを見回してみると、横になっている参加者たちがいる建物がある。どうやら今日は壁すら無いようだ。
しかも男女共用らしく、PEKOさんはそれはあんまりだということで交渉し別室を手に入れた様子。
一方、私とkotonohaさんの男性2人組はここから10km先の地点にツインベッドの部屋を1つだけ予約できたので、食事を軽く摘んでから寺院を後にした。

いわゆる帝国ホテルスタイルな仮眠所
用意された食事

このWat Phu Praoは観光地として有名な寺院で、周辺がライトアップされるようだが、到着が遅過ぎたのか周辺は真っ暗。こんな二度と来ることはなさそうな僻地なのでせっかくなら見てみたかったが残念。

外は真っ暗な寺院

この地域の幹線道路なのか意外と立派な道路を飛ばし、30分で予約していた宿に到着した。宿のスタッフによるとどうやらまだ空き部屋があるらしく、値段はそのままで一人一部屋用意してもらうことができた。
ちなみに一人400バーツ(約1700円)だ。
暖かいシャワーを浴びてから快適なベッドに潜り込む。もう寺院の仮眠所はこりごりだ。

快適空間

続く……

2日目

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