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マンガ雑感想 のみじょし7巻 表紙のみっちゃんがもう酒テロ。

※ネタバレようのないマンガなのでネタバレではないと思いますが、気にする方はご注意ください



ここにはコロナで味わえなかった世界が詰まっている……

 表紙はたこ焼き片手にビールなみっちゃん。これだよ俺たちが夏にしたかったのは。泡を口から迎えに行く表情がとてもよき。そして本当にテロ。外で飲みたい欲が高まる高まる。街バルとかさぁ、出張とか酒フェスとかいきてぇんだよ。
 しかし街バル回、たかだか11本の四コマにのみじょしワールドが詰まっていてすごい。本屋組はわかるけど、大将でてくるとか思わないじゃんw しかもめっちゃオシャレだし。いいねぇ、こういうおじいちゃんになりたい。今の時点でオシャレじゃないから無理だけど。大将のハイカラ料理はただのミーハーじゃなく、ガチ料理人の探求心だったのね。敬服。
 街バル回で足りなかったのが吉田成分なんだけど、そこは福岡出張回でカバー。女二人に男一人の出張ってなんかすごい気を使いそうだけど、みっちゃんと一緒だと気遣い不要だからよいね、吉田。他の疲れがそれ以上にありそうだけど。でも飲める人同士で福岡出張なんていった日には、もう止まらないよね。みっちゃんはともかく、よく吉田と理恵っちは自制きくなぁ。さすが大人。それにしてもこの人達何の部署なんだろう?


マンガに知っている店が出てくると嬉しいよね

 7巻1話の78杯目はいきなりの理恵っち。のみじょしで理恵っちが一番好きな私大歓喜。常識人枠なのにちゃんとのみじょしなのと県外枠という中々ないキャラクター性がとても好き。そして向かったのはやきとりの名門 秋吉。え、秋吉って東京にもあるじゃんと思ったら、会社は福井で北陸中心のチェーンなのね。知らなかった。私は神田の秋吉によく出没しています。
 こういうマンガのあるあるネタは行ったことのあるお店だと身に染みるというか、キャラクターと同じ感情を共有できているようでなんかわくわくしますよね。願わくば理恵っちと秋吉でキャッキャしたい人生だった。三好くんに殺されるけど。そしたらまあ、吉田でもよい。というか吉田と飲むの楽しそう。純けい!のコマの吉田かわいすぎか。

のみじょしはコロナ時代の酒クズ清涼剤なのだ!

 7巻でちょっと意外だったのは井田さんの出番がなんか多かったこと。まさか井田さんフィーチャー回が2話もあるとは。みっちゃんと違う方向のヤベー人だから、アクセントになって面白いですよね。みっちゃんと井田さんが邂逅する90杯目は必見。波長合いすぎてやばいんでない。そのうち記憶を失ったみっちゃんが井田さんの家で起きる回とかありそう。
 この二人をみていた気づいたのですが、なんだか7巻はいつも以上に面白かったの、それは酒クズたちを見る機会が減っているからだと思いました。冒頭の話ともかぶりますが、コロナで自分が飲みに行く機会が減り、お酒のイベントもなくなり、そんな中でのみじょしを読めば愛すべき酒クズたちがいる……。マンガの世界ではコロナ関係なく好きなだけお酒を飲んでいる姿をみて、とても癒されているのかもしれません。まあ、でもみっちゃんたちのオンライン飲みも見てみたいけどね!

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