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(前編)外出自粛の今、M-1グランプリ2019決勝を冷静になって見返してみた

あーありがとうございます。

今、うんちょこちょこピーを頂きました。
こんなんなんぼあってもいいですからね。

さて、日頃から劇場・サッカースタジアム・居酒屋に足繁く通う私はこのご時世、家にいても特段やることがなくアワアワする口になり、M-1を見返す目になり、文章を書く指になり、note挑戦のケツになりました。

かまいたちファンである私が、かまいたちが高い点数を出すことと優勝することを祈るように観ていた当時の感情と、数ヶ月経った今冷静な気持ちで見返し感じたことを織り交ぜて、M-1グランプリ2019の感想を綴りたいと思います。

普段文章を書く機会なんて全くなく、学生時代も勉強はサボるばかりで一夜漬けの常習犯。最後に真剣に自分自身の手で長い文章を書くのは、中学校の読書感想文ぶりかもしれねぇな。分かんねぇけど。

まあやってみます。レッツゴ。ブンブン。

ミルクボーイミルクボーイミルクボーイミルクボーイ.....

「あー、ありがとうございます。今、トロフィーを頂きました。」


彼らが10年やり続けた掴み。あんな華麗な伏線回収をM-1決勝の放送ラストで行うなんて、誰が想像できたでしょうか。


ミルクボーイさん、改めて、心から優勝おめでとうございます。

ミルクボーイの漫才を目の前に涙を浮かべて笑う今田さんに、目頭が熱くなった。なあ、貴方が本能Zでそんな笑ってるところ、見たことないよ。
日本最高峰の漫才師を決める大舞台で、長い間日の目を見てこなかった、かわいいかわいいかわいい後輩が、爆発的な笑いを巻き起こしている。そんなもんね。こっちには想像もつかない感情でしょうよ。チェだぜ。

結果は以下の通り。

あ、優勝といえばもう1つありました。
2019年度「俺たちが」「一番」「面白い」選手権優勝:山内健司
かまいたちがくるだろうと身構えてはいたけど、いざアップが映されたらもうね、チェだぜ。

というわけで、順を追って振り返りましょう。ちなみに個人的な備忘録として書くので、本当にただの個人の感想です。あしからず。

PARTYが始まるよ 〜夜はこれからだよ〜

トップバッターを任されたのは頼もしき漢たち・ニューヨーク。
予選の段階で、なんで歌ネタなんだろう。もっとニューヨークらしくて、2人の掛け合いがあって、面白いと思うネタいくつも思い浮かぶけどな、と思っていたし、正直言うと決勝進出も意外だった。しかし。

トップで歌ネタは難しかっただろうけど、結果的にこのネタで良かったと、マジで今冷静に思う。だってあの歌、これでもかというほど耳に残る。職場の先輩も娘が「れいせい〜」をエンドレスで歌ってくると困っていた。実際に上沼さんや巨人さん、塙さんから良いコメントがずらり。

そして今さら言うまでもないですが、審査委員長・松本人志に対する屋敷さんの「最悪や」。初出場で快挙。らしさ全開。爪痕を残す。最高の走り出し。
かまいたちが「トップのニューヨークがMVP」と各番組で発言していた意味、改めて落ち着いた状態で見返すとよく理解できますね。ありがとう。

あんだけ掻き回しておいて、最後深々とお辞儀してから裏に戻る姿にはグッときました。

その訪れは、あまりにも突然だったんだ

選手、籤を引く。私、祈る。選手、籤をカメラに向ける。私、膝から崩れ落ちる。
かまいたち、準備。私、泣く。かまいたち、せり上がる。私、すごく泣く。

ネタ前の煽りVTR、賛否あるけど、かまいたちへの「さあ最後まで思い切り楽しむがいい!」というナレーションには心揺さぶられたのは事実。ありがとう。

濱家さんは喉の調子が悪く声がいつもとは違うけど、気付かない程度。なんなら多くの芸人さんが言っていた通り、むしろとっても良かった。
「き!け!きけー!」の腰と膝の角度。「きゃー」の言い方と声のボリューム。以前はもっとふざけた印象だったけれど、絶妙なバランスで良くなっていた。「そりゃびっくりするやろ、夕方銀行行ってATMにゾンビ並んでんねんから」のジェスチャーも、最後の「言うてるやないかい」の言い方も、全部全部、全部良かった。

「USJ(UFJ)」は彼らの鉄板ネタ。最初から人気のあるネタで評価も高かったけれど、個人的な好みでは上位に入ってこないネタだった。それが、あれよあれよと膨らんで、気がつけば目をみはるほどのおもしろモンスターネタに成長していた。
言い間違え漫才って、見ようによってはわざとらしく捉えられてもおかしくないけれど、“山内”と”濱家”の素の部分が滲み出ているから、自然に聞いていられるんだろう。彼らの真骨頂。私はどの出順でも1本目に「USJ」がベストだったと思う。

審査待ちで山内さんが霜降り明星を先輩イジりしたときの粗品さん「7年後輩!」かわいかったね。そんなパッと数字出るんすね。
そして得点の数字が出るところは今見てもボロボロ泣いてしまった。良かったね。嬉しいね。やってきたことは間違いじゃなかったね。なんで最後なのに2番なんだよって苦しくなって膝から崩れ落ちたのが情けないね。なにこれ。本当に嬉しいね。いいコンビだなあ。こんな気持ちにさせてくれてありがとう。

生きてて良かった、本当にそう思った。あの景色は一生忘れないでしょう。

これ余談なんですけど、かまいたちの名前が呼ばれて膝から崩れ落ちた時にローテーブルに脚を強打して、翌朝見たら青あざになってました。

後藤くんならこう言うだろう「前半に畳み掛けるな」ってさ

いやあ、2人ともいい顔してんな。

続いて籤で引かれたのは敗者復活組。早い。思ったより早い。ちょっと和牛はまだ早い。そんなことを思っているとテレビ画面は寒そうで寒そうで寒い六本木ヒルズアリーナへ。

頭では分かっていてもなんだかんだ緊張する順位発表。だって応援し続けた大好きな天竺鼠と囲碁将棋のラストイヤー。M-1の舞台で彼らを見られるのは最後。ましてや天竺鼠は会場トップウケという話。ドキドキ。

する暇なんてこちらには与えられず、
光のスピードで16位から5位までの順位発表が終了致しました!皆さんが想像しているそのちょうど80倍は呆気なくラストイヤーが終了致しました!なんかありがとうございました!

5位で名前が呼ばれた時の悔しそうな顔。
その顔を見た時、2017年の敗者復活、3位で名前を呼ばれた時の2人の表情と当時の自分の感情が一気にフラッシュバックしてきた。あの時も絶対にスーマラがいくだろうという空気の中で、奮闘したんだよなあ。これで、最後か。
15年間、お疲れ様でした。

これ余談なんですけど、囲碁将棋は最下位ってよくイジられてるけどマヂカルラブリーも14位で地味にだいぶ低いです。超おもろいのになんでやねん!大宮!

さあ、残すは和牛、ミキ、四千頭身、アインシュタインの4組。
今田さん「売れっ子が残ったね」
そらそうやろ。

でもね、今田さんに和牛のエントリーナンバーが読まれた瞬間のとてつもない歓声。泣き崩れるお客さんたち。私も結局ポロポロと涙が出てきた。
真っ先に水田さんに抱きついて鼓舞する瀬下さん。続くゆずるさん。同期。

何はともあれ地上波で、最後のM-1で、囲碁将棋→天竺鼠→和牛の流れで至極の漫才をみれたことは、一生心に刻んでおきましょう。

漫才も「見える化」の時代にいるのかもしれない

テレ朝の廊下を足早に移動し、軽くネタ合わせをする2人。敗者復活戦と同じネタかよという声も聞こえてきたけれど、審査には関係ない。面白ければいいんだ。でも内見+引っ越しのパッケージは、完成させたかっただろうな。

例年に比べると、とも思ってしまうけれど、これまで何本のネタを消費してきたかを考えると何も言えません。とはいえ、今年も仕上げ方は流石の一言。
ちなみに去年ゾンビとオレオレ詐欺を決勝前に寄席で見て、「え???大丈夫???かまいたち優勝では???」なんてアホ面して迎えた本番。「すみませんがこれは先日と別のネタですよね?」となった甘くてほろ苦い思い出があります。

時を戻そう。和牛は今年「内見」をかけた。前後の動きがある漫才、面白い。
セットがあるかと思うくらい情景がはっきりと見える。ここまで「見える」コント漫才できるのってこの人たちくらいじゃないかって。賢志郎さんのコントの役に入ったまま突っ込む力は、自分の語彙力では表現するのを放棄したい程。

そして何より、初登場の方が有利と言われる大会で、常連であることを活かした川西の暴れっぷり。イイネ!あれは川西賢志郎のツッコミを審査員含め世間が分かってるからこその面白さ。出場回数のハンデを逆手にとった漫才に脱帽しました。

あー結局私は和牛が、大好きだなあ。

【急募】noteを書くコツ

軽くググったらnoteの文字数は1000〜3000字ほどがオススメとあった。

文字数カウントを見た。まだ3組しか進んでないというのに3000字を激しく超えている。やばい。よく分からないのでここいらで前編とさせていただきたい。ここいらって調べたら長野の方言らしいけど、東京の人も使うよね?

時を戻そう。正直どうですかね?3000字超えるとボリューム多すぎるかなーって人?今後の参考にしたいので教えてください感想をください。まずコメント機能なんてあるのか?長すぎてもうここまで読んでる人いない可能性もあるのか?

じゃあ続きは近々投稿したいと思います。自己満足の世界なんで、と言い訳を残して。皆さま体調にはくれぐれも気をつけて。ばいばい。

続きはこちらから。


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