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「特定行為:実習」について(No1)

〜実習中の不安が少しでも軽くなるための話〜


☆僕自身や仲間内で、特定行為実習で行っていた内容です。参考なれば幸せます。また、特定行為実習終了者の方や現在実習中の方がいらっしゃいましたら、コメントにあなたの実習方法を載せていただけますと今後受けられる方の指針になると思います。どうかよろしくおねがいします。



1.自分の病院での実習と指定病院での実習の違い


 *自施設(自分の勤務病院)の実習を勧められますが、自施設では対応ができない(指導医がいない、協力が得られない)などの理由がある場合は、教育施設から紹介があり、そこで実習することもできます。

1−1<自施設での特定行為実習のメリットとデメリット>


自施設での実習でメリットといえば、「慣れた職場」で自分がこれから    実際に使用する「手順書」を作成するために指導医と話し合いができる点です。
「手順書」は自分が特定行為をするために使用するために必要で、作成することで医師の理解を得られるとも言えます。

自施設での実習でデメリットといえば、「慣れた職場」なので、実習が早く終わると仕事をさせられたという人、医師の指導がきつかった人、自分が働いている部署とは別の場所で研修になり大変だったことなどがあるという意見もありました。

1−2<他施設での特定行為実習のメリットとデメリット>


他施設での実習のメリットは協力者(看護部や特定行為終了者や認定看護師)がいてフォローしてくれることがあるかもしれません。

半ば自主性に任せる実習も多いため、自分で実習を組み立てられる人は余裕を持って望むことも可能かもしれません。

他施設での実習のデメリットは、「慣れない場所での実習」であることです。慣れてれば楽かというとそうとも限らないので、デメリットかどうかはわかりません。

また、教育機関の教員(看護師又は認定看護師)では実習中に全てのサポートをしてくれるとはかぎりません。
指導者が「医師」である以上、気を使う場面も多いです。

医師自身も多忙な勤務をしている中で、指導(レポートの確認)をしてくれるような状況なので、実際はかなり厳しい状況もありました。

「忙しいから今は見れない」と断られることがありましたが、これは自施設でもあることかもしれません。

 教育過程の場所にもよりますが、都心でもいまだ「特定行為」への理解が乏しいことがあります。残念なことです。


2.実習中の上手な患者選択の方法


*実習中に対象となる患者の選び方にも注意が必要だと思いました。

2−1「特定行為の範囲内の人であるか?」


これは選ぶ中で範囲にないと絶対に行けないというわけではないのですが、レポートを書きやすくするためにはという点で上げました。
「範囲外」である内容も上げて「除外する」と論ずればよいとも言えます。(あくまで書きやすさのため)

2−2「予測できる病態にある人かどうか」

これは、あまりにも疾患が多い状況やバイタルサインの変化が激しそうな人の場合だと、診断するのに時間がかかる為、全レポートの中で1〜2人あってもよいのですが、まずは自分の書き方や推測がやりやすい人を上げる方が良いでしょう。

(そもそも、あまりに変化が大きそうな人は手順書の範囲外になるとも言えそうです)


2−3「レポートを見てくれそうな医師の患者」


を意識するの大切だと思いました。 特定行為の内容にもよりますが、1行為に5症例と数多く症例数を取るため、そうも言ってられないこともありますが、狙えそうだったら気難しい医師を避けるのも作戦かと思います。

2−4「今まで症例に上げてないような症例の患者」

これは指導医によっては別の患者にしてと言われることも有り、せっかく書いた内容ではNGを出される可能性もあるため、用心のためにも勉強のためにも、患者のパターンを少し変えて見る意識を持っていると安心かもしれません。(全部変えなくても良いとは思います。あくまで参考です。)

3.実習中のレポート提出のコツ


 レポートの提出のタイミングというのがあります。自施設の病院などで手厚い場合はよいでしょうが、そうでない場合は

「医師が見てくれそうなタイミング」を見計らうことが大切です。

 仲間内での話し合いでどのタイミングが良かったかというと、回診の後のタイミングやパソコン入力で椅子に座った時、又は談笑を終えた後などです。その他には、朝一番なんてのも有りました。

 中には見てくれない医師もいたりして、なかなかレポートが完成できないこともあります。

なので、心がけとしてはとにかく毎日早めにレポートを書き終え、見てもらう意識があると良いと思います。

4.特定行為(認定も)教員との付き合い方のコツ


 教育課程の教員へのメールでは、日々どんな成長や学びがあったかなど効かれることが多いようです。

実習先に付き添ってきてくれることがない場合は、特に用事がなければメールでの情報交換(日記?)しかありません。
 
ここでは教員へのポイント(加点)はないようなので、あくまで特定実習での評価で赤点を出さないようにすることに意識すると良いと思います。
 
また、メール内容は学びを小出しにしつつ「一人でも進んで学習できている」と思ってもらえるような積極的な姿勢を見せる内容にしておくと良いでしょう。

あとがき


正直、この特定行為実習は「無事に乗り越えられた」らそれでよいと思っています。レポートの内容や実習の内容などにこだわることも大切だと思いますが、それは余裕ができてからで良いと考えます。

事でも述べましたが「医師へのレポート提出」に時間がかかることも予測されること実習期間が限られていることもありますので、ある程度予測し計画を立てて、早めに行動できるように動くことを勧めます。

その上で、「自分が自施設に戻ってこの特定行為をどの様に活用するのか」や「自分の認定看護分野と特定行為を結びつけてどの様に活用するとスムーズか?」などを考えてみることが大切になります。

せっかく取得したスキルです。ぜひ活用できるようにして下さい。

もし、この記事を読まれた方で、特定行為と認定看護師を取得するB過程の方がいましたら、「あなたの特定行為活用術」をぜひコメントに残して下さい。そうすれば、これを読んだ学生にもヒントになると思います。
どうかよろしくおねがいします!!


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