見出し画像

危機を経て強くなったもの

2023年に入り、周囲の人、従業員の気持ちも明るくなりました。
4月には、箔一に新卒社員が入社したことで会社全体に活気が生まれ華やかになりました。

金沢の街は、桜のシーズンは大変に活気づきました。
国内観光の方はもとより、欧米からのインバウンドの方もやっと戻ってきてくれたようです。

各地で年明けからいくつかの展示会も開催されました。
私も、できる限り現場に行くようにしていますが、どの展示会にも大変な活気があり、コロナはもうほとんど過去のものになったことを実感します。

急激な忙しさに面食らうほどですが、こうしたことにも慣れていかなければなりません。

これまで私は経営者として、両極にあるものをバランスよく手掛けていくことを心掛けてきました。

ローカルと、都心部
実店舗と、WEB戦略
ものづくりと、マーケティング
手わざと、効率化
高質工芸品と、日常づかい品など。

これはバランスよく事業を手掛けることで、ブランドの安定を図るという、先代から受け継いだ経営の考え方の一つで「50:50 の法則」に基づくものです。それでも忙しくなると、ついついどこかに偏ります。特にコロナ前は観光やインバウンドが好調だったことから、観光依存が高まっていたということがありました。

コロナの厳しい3年間を経て、効率化がすすみ、こうしたこともずいぶん是正ができたと思います。

社内の意識改革が進み、生産から販売まで、全員が一気通貫で同じ目標に取り組めるようになりました。また実際の店舗とWEB通販など、それぞれが相談しあって相乗効果を生むような取り組みも生まれて、成果を生んでいます。

大変な時期を過ごしてきましたが、
それで一人ひとりの意識が変わり、会社が鍛えられたのであれば、危機もまたチャンスであったといえるでしょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?