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ありがとうと言ってもらえる接客を

私たちは、お店を持ち、日々多くのお客様と接しています。現場のスタッフたちは接客のマナーやコツ、わかりやすい説明の仕方など、日々サービスの質を高める努力をしています。 

私には、たくさん売る人がすなわち優れた販売員である、という考えはありません。成績は結果であって、大切なのはお客様のために何を提供できたかだと思っています。 

必要なものは簡単に手に入る時代となりました。ネット通販など便利な手段もあります。情報もたくさんありますから、「接客」が必要とされないことも増えました。それでも、私たちの工芸品というものは、心を豊かにするための道具ですから、お店で選ぶときから、その豊かさを実感していただきたいと考えています。当社のスタッフは、お客様の心地よい暮らしを、一緒に作っていくのが仕事です。商品知識や接客技術はもちろんのこと、もっとも大切なのはお客様に共感する力でしょう。 

とても優秀な販売スタッフがいました。

彼女はやがて管理職となり、店頭に立つことが少なくなっても「彼女から買いたい」というお客様が途切れることがありませんでした。そして、彼女を指名する客様は必ず「ありがとう」と言って帰られました。こちらが、代金をいただいているにも関わらず、ありがとうと言ってもらえる。それは一つの理想の接客の姿だと思っています。

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