![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139076907/rectangle_large_type_2_689ef4a47071de2a6b17216c47f2dff7.png?width=800)
憂鬱
至って普通で
至って平穏で
幸せなはずなのに
不満ばかりです。
至って正常で
至って平和で
大切なはずなのに
余裕がないのです。
夜に飲み込まれたら
思考がぐるぐる止まらなくて
どうしても眠れなくて
夜が明ければ後悔する。
雨が降る前の湿気のように
憂鬱がずっと付き纏っている。
それを隠すように
無邪気なふりをやめられない。
隙間のない空気と
背伸びばかりの街並みで
自由なはずなのに
とても窮屈です。
自由な羽が生えても
私は飛ばないでしょう。
きっと眠りにつく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?