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「算命学における父親と母親」

算命学の根幹は陰陽論

算命学は長い歴史性がありますから
その思想や価値観は
現代の視点からすれば
伝統的で保守的なものと
見られるかもしれません

算命学の根幹にあるのは
陰陽論です
物事や現象には
陰陽という両面があるという考えです

例えば
「高い」というのは「低い」を
前提にして初めて成り立つ言葉です
「濃い」と「薄い」や
「硬い」と「柔らかい」も同様です

山ができるという事は
同時に
谷ができるという事でもあるのです

人間を陰陽論で考えれば男性と女性です
男性と女性はその価値においては
全く変わらないとしても
役目においては違いがあります
そうでなければ
二性が存在する必要性がありません

昨今の風潮としては
男女に役目の違いがあるという考え方には
異議も出そうですが。。。

算命学の観点から
男女に役割の違いがあるのであれば
父親と母親にも役割の違いがあるはずです
今回はその辺の事を書きたいと思います

父親の役目

算命学では
 陽:男性(父親)、縦、精神
 陰:女性(母親)、横、現実
この様な見方をしています

この事を土台として
父親には精神的な面での役目がある
と考えます
親は子供を教育する立場であるとすれば
父親が子供に対して
どんな教育をする役目があるのでしょうか?
それは精神面での教育という事になります

つまりは
人生の生き方に関して
精神面でのアドバイスをするのが
父親の在り方になります

言葉で教える事はもちろんですが
父親が背中で子供に
男の生き方を伝えるのもアリです

職業や職種による収入の高低に関係なく
その仕事に取り組む姿勢や
矜持のようなものがあるかどうかです

生き甲斐(プライド)を以て
仕事に情熱を注ぐ姿を
子供に教えるのが
父親の役目と言えるでしょう

生きる事の精神的核を
持っている父親かどうかという事です
その結果として
子供が父親を尊敬したり
父親の生き方(人生観)に共感したりして
中には父親の生きた道に進む子供も
いるかも知れません

当然
生年中殺などで
親と同じ道に行かない方が良い場合もあります
しかし
それは父親から学んだ精神性を
否定する事を勧めているのではありません

母親の役目

母親は現実面での教育が
その役目になります

小さな子供に食事の仕方や服の着方などを
教えるのは従来母親の役割でした
※この辺は現代では受け入れられないかも

社会に出て生きて行くのに
必要な現実的生活の仕方を教えるのが
母親の役目です

父親と母親が
それぞれその役目を果たせれば
子供は両親から
バランス良く気を貰えるという事になります
そうであれば
社会に出てから精神面でも現実面でも
順調に階段を登って行けると言えるでしょう

陰陽のバランスが崩れた場合

様々な事情で
母親が父親の役目をも
果たさなければならない場合があります
しかし
原理的に言えば
母親はいくら頑張ったとしても
父親の代わりの役目を果たし切れないと
算命学では見ています
どうしても
陰陽のバランスは崩れがちになります

両親が揃っていても
両親がそれぞれの役目に関して
無自覚であればやはり同じ事です

算命学は
気のバランスや在り方を重視しますから
初年期の気の在り方によっては
その子供の将来に課題が出るようにもなります

最後に

母子家庭の場合
母親の宿命が強いかどうかも
ポイントになります

天将星を持っていて
男性気質を発揮してたくましく
子育てができる場合もあるでしょう

アイドルの母親などに
こういう例は多いようです
但し
その子供が幸せな人生になるかどうかは
また別の話になります

母親が弱い宿命の場合は
誰か男性を頼って
生きて行こうとしやすくなります
再婚するという形になるでしょう
この場合は複雑です

この様に単純にはいかないわけですが
父親の役目や母親の役目を自覚して
子供に受け継がせていく意識は
是非持ちたいものです

***

最後まで読んで頂き
ありがとうございました

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