見出し画像

水面も木々も色づいた、福島・裏磐梯の五色沼を歩いてきました

週末は義父母に誘われて、福島県の磐梯山ばんだいさんの北側にある裏磐梯うらばんだいへ、旅行してきました。会津若松へは何度か行ったことがあるのですが、裏磐梯うらばんだいへ行くのは、小学校の5年か6年生の林間学校以来のことです。当時は、磐梯山へも登ったし、五色沼の周辺も歩いた記憶があります。

義父母とは、いつも行きたい場所が一致しないのですが……わたしが行きたいと思う所へ、行きたいという人の方がマレなのですが……五色沼に関しては合意が得られました。そこで前の晩から泊まっていたホテルを出て、五色沼の一つ、毘沙門沼の近くの駐車場へ車を走らせます(下の地図の左下の「現在地」のあたり)。

毘沙門沼周辺は、そのあたりでは一番の観光地なのでしょう。大半は日本人でしたが、中国系……台湾人でしょうか?……も多かったです。五色沼と言っても、大小5つ以上の沼が点在しています。毘沙門沼もきれいなのですが、あまりにも観光地化され過ぎているので「次の赤沼まで歩いてみません?」と誘って、歩き始めました。赤沼までは約1km(駐車場からは約1.5km)です。五色沼自然探勝路の全体が約4kmなので、赤沼まで行けば「最後まで歩いちゃおうか?」という話でまとまるのではないかという思惑でした。探勝路の終点からは、バスで戻ってこられるからです。

毘沙門沼も外れの方までくると、湖面の観光用ローボートの姿もなくなり、静かできれいな景観です。広葉樹の落ち葉が発酵しているような香ばしい香りをかぎながら、よく整備された道を歩いていきました。

フィルター加工済み

毘沙門沼を過ぎると、少し登り坂があったりと……ほんの少しですけどね……散歩というよりもハイキングという雰囲気になってきました。義父母に「引き返そうよ」と言われないように、わたしはサササッと先行しながら一人で景色を堪能します。

赤沼だと思われる写真

赤沼までの道のりで、背後の義父母と息子が「あぁ……疲れたぁ……」などという声が聞こえてきます。これはもう赤沼が限界かなぁ……という雰囲気。赤沼に着くと、とてもきれいなエメラルドグリーンの湖面が見られるのですが……息子などは「赤くないじゃん!」という小学生らしいツッコミ。義母も「これはもう、先へ行っても同じ感じでしょ」と決めつけにかかっているので、先へは行きたくないのでしょう。義父が、ここで戻って車を終点まで回してくれるというので、わたしと妻だけで、終点まで歩いていくことにしました。

みどろ沼か竜沼か

その日のわたしたちのハイライトは、弁天沼でした。その日は、基本は晴れていたとはいえ雲が多い空模様でした。それでも、わたしたちが弁天沼に着いたときには、ちょうど雲の切れ間から陽が湖面……水面に差し込んできました。そのせいかエメラルドグリーンがキラキラと光っていて、幻想的な雰囲気だったんです。

妻に「ここすごいきれいだなぁ」と言うと、「そうだねぇ」と言いつつ、「それ、おかあさんに言わないでね」と釘を差されます。「みんなに見せてあげたかったなぁ〜(←性格悪いw)」と言うと、「絶対にやめてw」と。でも、本当にここまで来ればよかったのにって思うほどの景観でした。

ということで、弁天沼で撮った写真を多めに貼り付けておきます。

その後、るり沼や青沼なども見たのですが、弁天沼の印象が強すぎて、あまり覚えていません。おそらく、いつ行ったかによって最も印象に沼は異なるような気がします。わたしの時は、ちょうど弁天沼が良かったのかなぁと。一番最初に見た毘沙門沼も……混んでいましたが……きれいでしたしね。

るり沼か青沼

最後の柳沼には、イロハモミジが鮮やかに紅葉していて、ゴールにふさわしい雰囲気でした(ここをスタートにする人も多いですけどね)。

柳沼

ということで、小学生の時以来の五色沼はとても美しい場所でした。また新緑の頃などに来てみたいなと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?