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国宝土偶2つだけじゃない! 美しすぎる土器を多数所蔵する茅野の縄文考古館へ行ってきた【縄文土器デザイン集】

7月に長野の茅野ちのにある、尖石とがりいし縄文考古館へ行ってきました。茅野は、20代の数カ月を過ごした場所。友人が運転する原付きに2人乗りして、初めて警察に追っかけられたところでもあります。そんな、原付きで逃げ回った当時と変わらず、田んぼの広がるのどかな雰囲気の一角に、その縄文考古館がありました。

正直に言うと、国宝の土偶が2つあるだけの博物館なんだろうなと思っていました。もう「縄文のビーナス」と「仮面の女神」に頼り切った展示なんだろうなと……。

とんだ勘違いでした。

30分くらい土偶を見たら、すぐに出てくるくらいに予定していたのに……むしろ、国宝土偶以外の魅力がありすぎて、なかなか建物を抜け出せませんでした。

わからないんですけど、これって貴重なものですよね? 「触るな」マークが見えるように、この土器たちは、触ろうと思えばサッと触れるようなところに、ゴロゴロと置いてありました
顔面表現のある(または土器装飾付)土器
「突起状にヒトの頭が表現された土器」解説文より
解説文「イノシシの飾りがある土器 愛らしく表現されています。背中の模様が左右で違うところに注目してください」縄文時代中期前半(約5,500年前)梨ノ木遺跡出土
耳飾りだったかな……
すごい量の土器や土偶がゴロゴロと置いてあって…
仮面の女神
頭部を見ると、ヘルメットみたいな兜を後ろに掛けているような……
こんなふうに発見されたそうです
縄文のビーナス
「縄文のビーナス」と同時代の土偶の頭部破片。ハート形の顔面、平たい頭頂部といった形状も似ているうえに、類似した文様を描いている。縄文時代中期前半(5,000年前)棚畑遺跡出土
考古館の裏側にある草原……公園? 縄文式住居が再現されているほかは、なにもないです。子供を走り回らせるのにおすすめです。
考古館の向かい側にある尖石遺跡。こちらもだだっぴろい!
尖石遺跡の名前の由来になった尖石とがりいし。地元の人たちからは「とがりいしさま」と、信仰の対象となってきたそうです。



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