見出し画像

コーディネーター・アラジンのブログ #26 白馬コンネット

Making Hakuba Village your Second Home as an Evacuation Site from the Tsunami


白馬村・小谷村を「第2のふるさと」にしませんか?

3.11が付かづくと、防災の話題が多くなります。
先週の土日には、NHKが「南海トラフ巨大地震」というドラマ×ドキュメンタリーの2部構成でリアルな巨大地震の脅威を描いた番組が放映され、多くの人がご覧になったことでしょう。


向こう30年以内に70~80%の確率で必ず起きると言われている南海トラフの巨大地震で、国は30万人を超える死者を想定し、番組で紹介されたシミュレーションでは地震発生から1年間に企業が失う生産額の総額は132兆円という国家予算に相当する経済損失を被ります。国は未曽有の危機に直面していると言えます。

これに備えた有効な対策が果たしてあるのかどうか、とても心配です。
大都市への過度の集中の解消を言われて久しいですが、未だ首都圏への人口集中は止むことがありませんね。

個人で出来ることと言えば、家屋の耐震化と、食料・生活必需品の備蓄、出先でも対応できる避難経路・避難場所の確認などでしょうか。

もし、ドラマにあったように、半割れという状態が起こり、残った半分が近いうちに巨大地震に襲われることが差し迫り、緊急避難を呼びかけられたとき、どこに避難(疎開)しますか?

親戚や知人が同じ震災予想区域内では困りますね。

そこで、今日紹介したいのは、「第2のふるさとづくり」という発想です。

どういうことかというと、南海トラフで被害を受ける太平洋側の都市に住んでいる人は、そことは離れたところに現代版「疎開」が可能な場所として、個人的ネットワークを作っておくことです。

例えば、白馬小谷地域に「第2のふるさと」と言える、知人の家や、何度か訪れ家族のように話せるおかみさんのいる宿とかがあれば、いいかもしれませんね。

また、3年間、白馬高校生として寮に住んでいるということも、南海トラフで直面するリスクを減らせます。
卒業後も白馬小谷に住むクラスメイトや在学中に知り合った住民の方との繋がりがあれば、「第2のふるさと」として、いつでも「帰っていける場所」になっていることでしょう。

いつか来る大地震に備えるという意味でも、「第2のふるさと」づくりが、現実的な選択肢として大いに価値があることだと思います。

白馬を第2のふるさとに!

NHKの朝ドラの主人公の舞ちゃんが作った「こんねくと」の真似ですが、
「白馬コンネット」という、白馬を第2のふるさとに!というスローガンで日本各地の人と白馬を結び付ける仕組みを作れないものかと考えています。