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コーディネーター・アラジンのブログ #30 野鳥(5)

winter visitors

近所で見かける野鳥の第5弾!
#28では、渡りをしない留鳥を紹介しましたが、今回は渡り鳥(冬鳥)を紹介します。

ジョウビタキ
渡り鳥で日本には越冬のためにやってくるため、「冬鳥」というわけです。全長15cmほどの小さい鳥で、スズメよりも少し小さいですね。オスは、胸から腹はオレンジ色で顔や背中、翼は光沢のある黒色が特徴的。一方、メスは全体的に灰色がかった褐色です。オス、メスともに共通するのは、翼にある白い模様です。この白い模様が着物の「紋」に似ていることから、「紋付き鳥」とも呼ばれています。
スズメ目ヒタキ科ジョウビタキ属ジョウビタキ

ジョウビタキの♂
ジョウビタキの♀、目がかわいいですね。


ツグミ
こちらも、シベリヤから冬にやってくる「冬鳥」です。
シベリアの冬に食べ物がなくなり、はるばる日本までやって来ます。夏にはシベリアに戻って求愛と子育てをするわけで、オスの繁殖期の「さえずり」を日本で聞くことはありません。そこで、この鳥は口をつぐんでいるというわけで、「ツグミ」と呼ばれているという説があります。
反対にツバメは南方からやってきて、夏に日本で巣作りをしますね。だから渡り鳥でも夏鳥というわけです。
 スズメ目ツグミ科ツグミ属ツグミ

ツグミ


シメ
嘴(くちばし)が太く、硬い実も食べるようです。尾は短い。
このサイズでその嘴ですから、見分けやすいですね。
夏に北海道で繁殖し、秋に本州にやってきます。
渡り鳥の区分では「冬鳥」ではなく「漂鳥」に入ります。
 スズメ目アトリ科シメ属シメ

写真をわざと縦方向に縮めたような姿のシメ

おまけです。

コハクチョウ

これは、白馬で見かけたのではなくて、車で30分ほど南の池田町の冬の田んぼでみかけたコハクチョウです。もちろん冬鳥です。
 カモ目カモ科ハクチョウ属コハクチョウ

コハクチョウ
この田一枚に群がっています。落ち籾や二番穂が餌になっています。