詩 ほんの少し

日曜日の夕暮に

ほんの少し
淋しくなって

ほんの少し
不安になって

寝苦しい夏の夜に

ほんの少しだけ
眠れた

朝からの
厳しい暑さと
汗をかく通勤と

淋しさも不安も
紛れて

帰宅ラッシュに
汗かきながら

洗濯物を
取り込めたことに
安堵して

土砂降りの
音がして

窓の外は雨に煙り
雷の音が響いて

ほんの少し
ほっとして

ほんの少し
心地よい


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