俳句 白玉


俳句を作りました。
今回は三句です。
今日から半夏生ですが、題はひねって
白玉にしました。詩を添えています。

俳句

一日に 三度のケチつく 半夏生

白玉や 叱られながら 子と揚げて

夏めくや スイカの紅に 思い出し

今日は朝から何をしても
失敗ばかり
気づけば今日は半夏生

子が白玉を揚げるといい
どこで習ったのか器用にまるめ
餡をつめて揚げている

僕は怒られながら見守って
一つも分けてもらえない

夕食の買い物でスーパーへいくと
スイカの切り身が売っていた

どうしようかと迷っていると
スイカの紅に昔が映り
僕は買わずに家に帰る

夏を楽しみにする子らと
夏を懐かしむ僕がいた


時候は以下の通りです。
・半夏生
 二十四節気七十二候のうち、夏至の
 三候に当たり、夏至から十一日目、
 陽暦七月二日ごろ。半夏という毒草が
 生ずるところからこの名があるといわれ、
 半夏と略して呼ぶこともある。(略)
 この日はさまざなま禁忌があり、
 物忌みの風習があった。
季語は以下の通りです。
・白玉
・夏めく

ハルキ文庫 角川春樹編 現代俳句歳時記 夏より一部抜粋

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