俳句 小暑


俳句を作りました。🔰
今回は3句です。詩を添えました。


俳句
風薫る そよぐ稲草 鮮やかに


田んぼの稲が緑の草原のよう
そこに南風が吹きわたる

草原を流れるように
稲草を押し倒してく

耳に心地よい葉ずれの音
肌に心地よい南風

俳句
炎昼や 水筒の先に 青い空


夏の暑い昼中
水筒で喉の渇きを潤す

水筒に口を運んで
仰いだ目線の先には
青い空と白い雲

飲み込む水は
青い空の味がした

俳句
蝉しぐれ 風にあおられ 耳響く


音楽を聴きながら
いつもの小道を歩く

まぶしい空と
緑の木々を眺めてると

遠くからいつもと違う
音がする

イヤホンを外すと
南風が蝉の声を運び

耳いっぱいに
蝉の鳴き声があふれだす

自然の音が僕を
いっぱい包んでた


季語は以下の通りです。
・小暑
 二十四節気の一つで、新暦七月七日ごろに
 あたる。
・風薫る
 木々の緑の香りを運ぶ心地よい風。
・炎昼
 真夏の灼けつくように暑い昼をいう。
・蝉しぐれ
 蝉の降るような声を「蝉時雨」という。

角川文庫 俳句歳時記 夏


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?