俳句 黄葉
俳句
葉落ちて 足のうらにも 秋の音
落ちた葉の 音のなかに 立っている
詩
道に落ち葉があふれていた
歩くたびに葉が落ちた
落ち葉の上を歩くと
葉の砕ける音がした
雪の上を歩くような
ザクザクと心地よい音
その音に重ねるように
トン。と落ちる音がする
あちらでも
こちらでも
トン。と葉が落ちる
風に揺れていた葉が
手を離すように木を離れ
地面に落ちて
トン。と音を立てる
葉っぱが
トン。と落ちた時
地面は確かにそこにあり
僕はそこに立っていた
黄色い葉っぱは
何もいわないけれど
足りないものは
なさそうだった
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