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俳句 炎昼


俳句を作りました。
今回は二句です。詩を添えました。

俳句

雲抱きて 風にそよぐや 青田かな

干草や 揺れる空気に 夏香る

炎天に帽子は焼かれ
腕はチリチリ焼けている

背中に張りつく汗を感じ
顎の汗をハンカチで拭う

水田を流れる水は涼しげで
稲穂を抱えトンボが揺れて
スイスイとカエルが横切る

川沿いの土手道で
威張ってた草草は
干草の山となって連なって

揺れる空気に漂い香り
僕の心を和ませた

木陰でベンチに座り
水筒の麦茶を飲んでいると

木陰でカラスも羽休め
口をあけてこちらを見てた

これから夏は始まるのに
僕もカラスもバテていた


時候は以下の通りです。
・炎昼(えんちゅう)
 真夏の灼けつくように暑い昼をいう。
季語は以下の通りです。
・青田
・干し草

角川文庫 俳句歳時記 夏

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