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私が編み物をするようになった理由

みなさんこんにちは。
hakssiy工房の店主・hakssiy(はくしー)です。

今日、とある記事を見て『そういえば私のこの情熱のきっかけはなんだったろうか……』とふと思ったので記事にしてみようかと思います。
noteを定期的に更新する、ということがわからなさ過ぎて右往左往しております……。
とある記事というのはこちら。「好き」の言語化についてでした。

最初のきっかけ

正直、しっかりとは覚えていません(笑)
ただ、当時は持病が酷くて家から出られない・買い物に行けない・もちろん電車に乗れない、のないないづくしでした。
書籍を買うときは仕方なしに家をでて、当時同棲していた彼氏に前を歩いてもらって、彼の陰に隠れるように店内を歩いていました。
それくらい「外出」という行為が私にとってダメだったのです。
書籍を読み漁り、スマホで小説を読み漁り、ついにその日は訪れました。
そう。飽きたのです。疲れたのです。
スマホを長時間眺めているのも体力がいるのか……と絶望した瞬間でした。

何か手慰みになるものを

当時家にはレジン作品を作るための道具一式はあったので、初めはレジン作品を作っていました。
が、あんまり性に合わないと気づいたのは三日後。
そこでほかに何かないかと探したときに出会ったのが編み物、かぎ針編みでした。
(たぶん)(うろ覚えのためそれっぽくお送りしております)

YouTubeでの出会い

かぎ針編みをやってみたい。
そう思った当時は意識していませんでしたが、高校時代にクラスメートがやっていたのに憧れていたのかもしれません。
休み時間のたびに、彼女は手を動かしていました。
『昨日作っていたやつだよ~』とブローチをつけて登校している日もありました。
彼女のその姿が、心の底に残っていたんだと思います。

まずは書籍を購入。
しかし鎖編みまではできてもその先に進めない……。
そうだ、書籍がダメなら動画を探そう! と検索してみると、いくつか動画がでてきました。今ほど多くはありませんが、2018年ごろにはすでに編み物系YouTuberの方がいらっしゃいました。

動画の良いところは一時停止や巻き戻しができるところ。
何回も何回も動画を見て、ついに一つの作品を仕上げられたときには感動しました。
同時に、「これは自分に向いているかもしれない」とも思ったのです。

編み物離れ

編み物の何が大変って、糸をそろえると高い。道具も高い。
今は100円ショップでそこそこのものが買えますが、当時はあまりなかったのです。
さらにネイリストになりたい! という謎の情熱により一時中断いたしました。
(学費を払えなくて親に泣きつきました。改めてありがとう、ごめんなさい)
半年ほどネイリストになるために勉強したり作業したりをしていましたが、ここで転機が訪れます。

妊娠が発覚したのです。

正確に言うと、妊娠超初期状態でつわりが始まりました
そしてこれが生むまで続きました。
とてもじゃないけどネイルの勉強は続けられない状態です。
ポリッシュ(マニキュア)の匂いもリムーバー(除光液)の匂いもダメ。なんなら座り続けるという行為自体もダメ。
試験を2週間後に控えていましたが、モデルさんに泣く泣くお断りの連絡をし、受験料ともおさらばしました。樋口さん……。

はきづわり、食べづわり、匂い、自分の唾液……。
つわりと呼ばれる系統は網羅したんじゃないかというほどの酷いつわりでした。
安定期に入りつわりが少し落ち着くと(今振り返れば安定期はつわりがまだ軽かったです。当時は毎日が地獄でしたが)、少しなら座っていられるようになりました。
毎日気持ち悪い、でもスマホも見すぎると気持ち悪くなる、暇、どうしよう……となった時、編み物の存在を思い出したのです。

そして再熱

そうなってからはすごかった。
まずはベビー用品を調べ、書籍を買い、いくつか作り。
妊娠後期になると今度は後期づわりが重なりあまり進みませんでしたが、出産後家族の手厚いサポートがあったので時間があれば編み物をしていました。
(仕事を辞めようか悩んでいた弟はこれを機に仕事を辞めました(笑) 4カ月くらいニート(?)していたのでめちゃめちゃ助かりました)

ネットで調べていると海外の作家さんのパターン(編み図)ももちろん出てきます。
『かぎ針編み 編み図 英語 読解』
なんて調べると、いろんな人のブログで紹介されているんですよね。
ほんのちょっとあった英語力と、いろんな人のブログを見ながらついに英文パターンをも制覇。
時間があるから生まれてきた息子用と自分用にお揃いの帽子も作りました。
2019年の5月にはものすごく大きいこいのぼりも作って成長写真を撮ろう! と決意して。(今のところ毎年撮れています)

これだけ長く「何かをする」ということがなかったので、自分でも驚いているんですが、「自分が得意とするもの」をようやく見つけられたのだと2019年の末頃に思った記憶があります。

続く

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