箱﨑慶伍

建築設計事務所SUEP.勤務。明治大学大学院門脇研出身。福島県南相馬市生まれ。クラウド…

箱﨑慶伍

建築設計事務所SUEP.勤務。明治大学大学院門脇研出身。福島県南相馬市生まれ。クラウドファンディングなどを利用して建築の新たな公共性を築きたいと思い始めている。

最近の記事

クラウドファンディングを利用した建築プロジェクトにおけるリターン設定の調査

今回は建築に関わるクラウドファンディングプロジェクトが、どのようなリターンを設定しているのかを調査した。 建築以外のプロジェクトにも共通して応用可能なリターンの設定や、建築ならではのもの、また今後の建築設計業務の形態の在り方を揺るがす可能性があるものまで、様々な発見があった。 具体的に以下の3つのプロジェクトに着目し、リターンの現状と今後の在り方についての考察を記す。 以上の事例から、リターンの種類を以下の3つに分類する (1)参加者としてのしるし:サンクスメール、Web

    • 質問の回答です。

      コメント欄の文字数を超えたのでこちらに記載します。 いただいた質問はこちら https://note.mu/hakozakikeigo/n/ne13155e1c815 Q1.まちづくりは多くの人が関わるので投資額も上がる故に、 どんなプロジェクトのフレームになっているのだろうか? A1.企画者が建物を所有しているケースが多いのかなあ。 企画者が土地や建物を買う場合に誰が仲介しているかはわからないけど、ヒントになるかもしれない事例を下に3つ載せときます。 事例①:福井県

      • クラウドファンディングを利用した建築に関わるプロジェクトの傾向に関する調査

        前回のnote 仮説:クラウドファンディングを利用して建築を作ることで、新たな公共性の形を創造することは可能か 今回のnoteの目的 クラウドファンディング(以下、C.F.)を利用した建築に関するプロジェクトの傾向を探る 特に今回はプロジェクトに必要な資金の内、実際どの程度C.F.で賄えているのかをまず知りたい。 そこで、まだまだ途中ですが調査した内容を共有します。 調査方法:C.F.サイト「motiongallery」でキーワードに「#建築」を含む各プロジェクトのペ

        • クラウドファンディングによる新しい公共建築のつくられかた

           我々人間にとって本当に必要な公共建築とは何かを考えていきたい。 一般に公共建築をつくる際、行政がプロポーザルを実施し、技術提案書と業務実績証明書を提出した後に少数に絞られた設計者の中から、ヒアリング(プレゼン)を通して最終的に1設計者(連盟、JVを含む)が選定される。その後ワークショップを通して近隣住人から設計に対する意見を募り、それを行政と設計者が取り纏めた後、入札を通して施工者を公平に選定する。プロポーザルの実施から、設計・施工に至るまでに掛かる全ての費用は税金から賄わ

        クラウドファンディングを利用した建築プロジェクトにおけるリターン設定の調査