No.0076 千葉ロッテ、開幕5連敗したというのに現在2位という驚愕の立ち位置

  ちょっと間が空きましての投稿です。ものぐさで本当に申し訳ない(メタルマン)


 2021年の千葉ロッテ、リリーフ陣にやや不安が残るものの地味に好調で、開幕では益田の救援失敗もあって5連敗したというのに首位楽天とのゲーム差1の2位につけております。昨日もリリーフのハーマンが打たれて逆転を許したものの最後まで食らいついて引き分けに持ち込みました。

 劣勢を何とか踏ん張ってくれた投打に感謝ですねぇホント。勝利の方程式にいるリリーフ陣がなかなか調子が戻らないので、いち早く戻ってほしい所なんですが…w



 現状の千葉ロッテがこの位置にいる要因としては幾つかありますが…


1.上位打線の好調さ

 4番を張っている安田君の成績がさすがに落ちてきたものの(ただし打率は.230とこれでも上昇) 打点が30あること。

 また荻野貴・マーティン・中村奨吾の上位の3名がそろって好成績を上げているので(マーティンは月間MVPを獲得) 中軸で点を取る機会が多く、さらに言えばマーティンと中村奨吾が自分で点を取りに行っている所が打線の流れ、勢いをよくしていると推測できます。

 チーム打率こそリーグでは3位ですが、得点数はリーグ1位。しっかり出塁して点を取っていますね(ただ集中打が多い印象ですが…w)


2.先発投手陣の奮闘とある選手の復活

 リリーフ陣の不安がまだ解消されてない一方で、先発陣が奮闘しています。現在規定投球回数に到達している先発はいませんが、二木・美馬・鈴木昭汰の3本柱が奮闘。裏ローテでも小島・岩下が頑張りを見せ、石川歩が復帰するまでは本前・中村稔弥の左投手が頑張ってくれていました。

 防御率で見るとエースとして成長しつつある二木が2.89、ルーキーの鈴木昭汰が3.09、岩下が3.00と若い3人が安定の成績。美馬・石川歩・小島もまずまずですが、実力を考えるとまだまだ物足りない、これからの奮起に期待ですね。


 あとは隠れて頑張っている投手が1人。故障でここ2年出番がほぼなかった佐々木千隼投手がリリーフで奮闘してくれています。



 ルーキー時代の力強い速球派から見違えるほどの脱力投球…ですが、現在防御率1.50。3勝4HP1Sと勝利の方程式が崩壊していた時全てを支えてくれていました。今年は本当に頼りになるリリーフとして頑張っています…ウレシイ、ウレシイ…。


3.5月12日時点で6得点以上取れば千葉ロッテは負けていない

 開幕5連敗で好投手の球を見たせいないのか、その時に比べたら大したことないわといわんがばかりに大量得点して6得点以上をたたき出した時、実はまだ千葉ロッテ負けていません…てか、昨日の試合でようやく引き分けて必勝が止まったくらいです。

6点以上の試合 15勝1分  勝率 1.000

6点以下の試合 3勝15敗4分 勝率 .167


 あれ、今年の千葉ロッテのスローガンは「この1点を、つかみ取る。」でしたよね…?6点以上の試合が未だに驚きの勝率100%、理屈では「6点をつかみ取れ」れば負けることは無いわけで(少なくとも負ける確率は相当に低くなるという)

 ただ、スローガン通りにつかみ取れていたら何試合か勝てていた所があるので、まだまだ課題がありそうです(相変わらずいい投手には打ててませんしね、日ハムの加藤貴之とか)


4.まとめ(相手側の対策)

 この状況をまとめて見ると、相手チームから見た攻略法としては…

一.まず6点とられないこと(いやさすがにそれくらい取られたら他チームも普通なら勝ちそうなんですが…)

二.先発陣を打ち崩すこと(QS率が各先発ともにまとまっている&リリーフ陣は安定している投手がまだ少ない)

三.上位打線を1人でも抑え込む(特に好調なマーティン・中村奨吾は最悪勝負しない。なお得点圏打率が低くなってはいるものの打点を稼いでる安田、五輪の年は異様に成績を残す角中、最近好調なレアードがいるので油断が出来ない)


 まだペナントが始まって序盤、コロちゃんの脅威はまだ去っておらず、去年のしょうな集団感染もまだあります。油断せずに1試合1試合を消化していきましょう。勝ち試合ならその調子で、負け試合なら何か成長した部分を探してポジティブに、でも悔しさも忘れないでもらって、ですね~

 なんだかんだでチームが少しずつ強くなっている感じはあります。全員野球で優勝を何としてももぎとっていきましょう!