No.0059 ノートの活用で行動できる人に!
※約2200文字の内容の記事です。
おはようございます、次の休みがいつになるのか分からず、とりあえず睡眠時間だけは確保しようと思っている者です(苦笑) 毎度思うのですが、他の方は家庭と職場の両立で大変とは思います。
ですが、労働環境が一番ひどい(休み・時間帯・相方がその日いかないと分からない)自分が一番健康なのはちょっと納得いかない…(いや、非常にありがたいことなんですけどね苦笑)
今日はちょっと前に読了したご本のご紹介。最近やらなければいけない事ややる予定の事が多いのに時間も体力もなくてそのまま就寝…そしてその繰り返しという日常を送っているのを何とか改善したく、久しぶりに行った書店で本命の書籍とは別にたまたま購入したのがこちらの書籍になります。
著者の塚本亮さんは怠惰だった生活を一念発起して見直して同志社大学、ケンブリッジ大学に入学され、現在はジーエルアカデミアという会社を設立して主に英語の翻訳や指導を行っている方です。また自身の体験を書籍化してその技術を伝えて活かすこともしているみたいですね。有名なのは「すぐやる人」と「やれない人」の習慣でしょうか?
読んでみて最初に思ったのは、自分が読んだ関連書籍の中では自己啓発の一番文章が「軽かった」ことです。人によっては「内容が薄い」と思われるかも知れませんが、こと自己啓発本に関して言えば「いかに誰にでも分かりやすく伝えるか」が肝になってくるので、この軽さで十分内容が伝わるのは相当の技術が詰まっているなぁと思いますね。
塚本さんによると、やろうと思ってもできない理由は「すぐやる人は『自分を動かす仕組み』を知らないから」であり、その仕組みがあれば誰でも「すぐやる人」になれると断言しています。さらに細分化して原因を
①やることがちゃんと把握出来ていない
②思考が整理されていない
③モヤモヤして気乗りしない
④すべきことに追われているだけ
と指摘されています。これらは実はまんま自分に当てはまっていたりしますねぇ(しみじみ)
これらの要因でやる事を先延ばしすると「自信を失う」「信用を失う」「チャンスを失う」という三密ならぬ三失が起こると指摘されています。この書籍はそれらを防ぐ為に、塚本さんが若い頃に「すぐやる人」として活用していた5つのノート術を紹介しています。
1.タスコンノート
付せんとA4のコピー用紙を利用したノート。赤色の付せんは重要なやること、黄色・緑色の付せんは仕事関連のやること、青色の付せんは仕事以外のやること(もしくはやる予定)を詳細に書き出す。
それらを4つ折りにしたコピー用紙に赤色の付せんから貼付する(この時4つ折りにした用紙に「午前・午後・夜・予備」と分ける) 付せんの予定が変更したらその該当する付せんを動かす。
俯瞰的にやることのタスクを見ることで仕事の優先順位ややることの管理が一目で分かりやすく見られるのがメリット。予定変更も付せんを移動するだけなので手間がかからない。
2.リフレクションノート
通常の日記をPDCAサイクルでまわすやり方。塚本さんはDCAPのサイクル順でまわしていますね。つまり…
Do(行動) 昨日はお店が比較的落ち着いていたけど、揚げ物商品の売り上げが平時と比べて売れていた。 ↓
Check(気づき) 体感が暑かったので辛いものの商品が平時より売れていた。先週出た新商品も好調だった。 ↓
Action(改善) 揚げ物商品は気象にも左右されるので、天気を気にしつつ揚げ物を作る。ただし新商品は強気に作っても売れる可能性が高い。↓
Plan(計画) 本日は雨の天気、しかも強めに降るそうなので気象予報を気にしつつ、新商品は昨日並に作っておく。
これらをノートに枠を作って記述する感じになります。日記の部分にあたるDの部分は最初は1つ、最大でも3つあれば十分とのことです。色んな事が起こった時は、どの出来事が自分にとって大事だったかを見つめる機会にもなるそうですよ。
また、Pの部分はタスコンノートの付せんになったりして関連付けが出来るようにもなっていますね、慣れた人はこういう所もしっかり活用していそうです。
3.トリニティノート
コーネル式ノートを塚本さんがアレンジしたノート。打ち合わせ・会議に利用するノート術になります。2ページに渡り、大部分を「ノート(打ち合わせ・会議の内容)」右部分に「キーワード(気になる言葉や疑問点)」底部分に「アクション(話の内容を聞いて自身ならどうするか)」の3つのパーツに分けて利用します。
4.クレンジングノート
頭や心がモヤモヤするときに思ったことを書き殴るノート術。A4の1ページにただ自分が思うことを書き連ねる。言葉同士に何の繋がりもないところから意外なヒントとかが見つかることもあるそうです。
5.トリガーノート
気になったり何か印象に残る事をメモに書き記すノート術。人間は忘れる生き物であとで思い出そうとしてもなかなか思い出せなかったりするので、その時その時でメモをすればアイデアのきっかけにもなるとのこと。
ここでは簡潔にノートの方法を説明しましたが、書籍では詳細にノートの取り方を記述しています。kindle版もあるようなので気になる方はご一読してみて下さいね。
クレンジングノートとトリガーノートはすぐにでも使えますので、興味のある方は実際にノートに書いてみると良いかもしれません。なかなか侮れませんよ『書くこと』の効果というのは~