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生まれ変わるくらいの勢いで、私が別のものになってもいいんじゃないか

2023/4/6(木)

チューリップの花びらがはらりと落ちる頃、上を見上げると藤の花の蕾がぶどうのふさのように垂れ下がっている。

桜の花は木から離れるとピンク色の絨毯になる。
その上を鴨の夫婦が横切り、鳩が群れで飛んでいく。

枯れ木にしか見えなかった枝にたくさんの小さな芽吹き。樹木全体が緑色のベールに包まれたよう。

季節は先へ先へと進んでいく。
この季節は昨日と今日の差異がとても大きい。

自然は常に動いていて変化し続けているのに、人が昨日と同じを期待することはなんて不自然なんだろう。

生まれ変わるくらいの勢いで、私が別のものになってもいいんじゃないかと思考を巡らせた朝の太極拳からの帰り道。