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別居夫と1年ぶりに会った日のお話

おはようございます。暑すぎたり、雨が降ってむしむししたりと、私はへとへとな毎日です。「強迫性障害」のひどい私は朝から、いつも通り、母親と小競り合い。頓服を飲みました。私は人と暮らすことに向いていない。

さて、今日は娘の学校の個人懇談に行かなくてはなりません。他に、娘の習い事の送迎がいつもと違う場所に行くので、少し時間がかかります。それが今日の私のタスクです。そんなささやかなことも、以前は起き上がることができず、できませんでした。しかし、ここのところ少し調子が良いです。このまま落ち着いていくことを望んでいます。

本題に入ります。

本日は別居夫と1年ぶりに会った日のお話をします。必死で再構築をがんばっていた私はある日突然、挫けた。理由は夫が再び、朝帰りをしたから。それを問い詰めたら、「お前には関係ないだろう。」と言う返事だったから。

関係ない?家族なのに、関係ないってどういうことなのか、私には理解し難かった。芸能人が不倫してようが私に関係ないのは分かる。しかし、私の夫の不倫や朝帰りに関して、追及することはおかしいことではない。夫は不倫相手とのアパートへ私が突撃したことに憤慨していた。「別れさせられた被害者」という面を被っていた。なぜか、私が加害者だった。そういうった理由から、夫は私へずっと攻撃的でなおかつ、普段は無視を決め込んでいた。私が離婚という形を自ら選択し、家を出るのを望んでいたのかもしれない。

心の底からもう無理だと思い、その翌日、私は娘を連れて出て行った。夫の計画通りになったんじゃないかと思うと、悔しかったけど、本当に戻ってくるつもりもなかった。その日から、1年が経った。

夫とは一度も会っていなかった。そして、会うことになった理由については以前書いたけれど、娘との会話がきっかけでした。気になる方は読んでみてください。(「1年ぶりに別居夫に再会した理由」記事参照)

夫と私の実家の中間地点あたりに、ちょうど子供も楽しめそうなレジャー施設があったので、そちらで待ち合わせをすることにした。当日、時間よりも早く、夫は来た。私は夫からLINEをブロックされており、やりとりはメールのみだったので、当日本当に会えるのか不安だったが、なんとか合流することができた。久しぶりに会った夫は娘のことを抱きしめていた。娘は久しぶりだったので、やはり緊張していて、引き気味だった。

前日にメールで「娘のために、穏便にすませよう。」と約束を交わしていた。1年ぶりに家族で会うのに、夫婦喧嘩なんてしていたら、娘が可哀そうだ。夫婦喧嘩は他でやればいい。そう思っていた。

久しぶりに会った夫とは7割くらいは穏やかに過ごすことができた。会話も成り立った。1年前は会話もしてくれなかったし、目も合わせてもらえなかった。日にち薬というのもあるのかもしれない。

しかし、昔の夫は私の荷物をよく持っていてくれたが、今回は私が重いリュックを持っていても、頑なに持とうとはしてくれなかった。荷物を自分で持つことはどうってことないのだが、もうそんなことはしてくれないんだという夫の心変わりに悲しくなった。

そして、お金に関しては、レジャー施設や昼食代などは全て各自だった。娘の分は私が支払い、夫は自分の分だけを支払った。夫からは婚姻費用を十分にもらっているので、理に適っているのかもしれないが、もやっとした。しかし、娘へのお菓子やお土産などは気前よく支払ってくれていた。夫の不倫により突然別居することになり、1年も会っていないのだから、それくらいしてもらいたい気持ちと、婚姻費用を十分にもらっているので、申し訳ないなという気持ちが混在した。

まずは遊園地へ行き、フリーパスを購入して、いろいろなアトラクションに乗った。家族3人で乗ったものもあるが、夫と娘が二人だけで乗ったものもあった。娘は楽しそうにはしていたが、やはり遠慮がちだった。夫と手をつないでいなかった。夫のことを何度も「おじいちゃん」と呼び間違えていたので、さすがに夫が不憫だった。なんて、悲しい状況なのだろうと切なくなった。娘は夫のことが大好きだったけど、100%別居前の状態にすぐには戻れないのだろ。月日の経過は残酷。

昼食を食べ、午後は動物園へ。その際に、夫が「今日は夕方くらいには帰らないといけない。(運転に慣れていないため)暗くなると道が怖いから。」と言われる。私はせっかくの1日だし、夜までいるつもりだったので、ちょっと気に障る。運転に慣れていなくて、怖いのは分かる。それなら、先に言っておいてほしかった。だったら、朝の集合をもっと早めることもできたのに。相変わらず、無計画な夫よ。

動物園も当たり障りなく楽しんだ。娘は名残惜しそうだったけど、別れの時間が近づいてきた。最後に遊園地に戻り、少しだけアトラクションに乗った。

楽しそうにする娘の姿を見たら、涙がとまらくなってきて、久しぶりに私は泣いた。夫に泣いているところを見られるのが悔しかったので、必死で隠すように努めた。それでも、夫も娘も違和感を感じ取っていただろう。大好きな父親に年に1度しか会えない娘。昔は幸せだった家族。不倫によって、めちゃくちゃにされた。家族が一緒に暮らせなくなった。夫のことが好きだった私。今も好きな気持ちが残っている。その上で、許せない気持ちも残っている。複雑な心境で、涙がポロポロ零れた。

その間、娘と夫は最後のアトラクションを楽しんでいた。

娘よ、ごめんね。

そして、駅まで送ってもらい、夫と別れた。私達は駅ビルで夕飯を食べ、電車に乗り帰宅した。

同じ家に帰らない家族。別居している家族。なんでこんなことになってしまったのか。辛い。

でも、娘と二人、笑顔で帰った。「今日は楽しかったね。」と思いを言霊に乗せて、それぞれの胸に刻み込んだ。

そうだ。今日は楽しかった。久しぶりに夫に会って、悔しいけれど楽しかった。

続く。

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