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頑張ることと休息と

  今年のチャレンジ、①と②が連続であったのでそのあと少し疲れてしまった。一日と半日ほど、風邪を引いたような状態になったあと、復活した。

 こういう時、無理をして頑張りすぎるとよくない。
 若い頃なら多少無理が効いたかもしれない、と思うと少し寂しい気もするけれど、今の年齢なりの、自分の程よい感じを、試行錯誤しながら見つけていければいいのだろう、と半ば自分に言い聞かせるように思っている。

 だけどまあ、「いい塩梅」を見極めていくのはそれほど簡単じゃない。

 こういうことは、自分のことだとしても難しいし、他人のことになると、また更に難しい。

 行くと言っていたのに行かなかったのはなぜ?
 この調子で今日もこうするはずではなかったの?

 その人の頑張りとか、疲労感とか、周りから見てわかりにくいところもあるし、身近な人だったりすると、「こうあってほしい」という期待もあったりする。だから、思った通りに進まないことにがっかりしたり、腹を立てたり、悲しんだり、ということが起こる。自分のことじゃないからこその、苦しさもある。

 今回、自分の疲れを観察してみて、この一日半の休息、「疲れをとる」ことにも必要だったけれど、「熟成期間」だったのかもしれないとも思った。

 2日間頑張った。それでただただ疲れているだけではなくて、そこで学んだこと、感じたことをしっかりと味わって自分のものにしている時間。そういう時には、下手に動いたりかき混ぜたりしないで、じっとしているほうがいいんだろう。

 そう思うと、休むことには、かなり積極的な意味も見出せそうな気がしてきた。むしろ、いったん止まったほうがいいくらい。
 発酵食品になった気持ちで。

 料理のメインにはならなくても、いろんな料理の付け合わせに便利で、体にも良く保存もきく発酵食品。人を元気にする発酵食品。
 数えてみると、私には好きな発酵食品がたくさんある。あれもこれも。
 全部、休ませたからこその味わいだ。
 そうすると、やっぱり、自分にも、あの人にも、休みは大事なものだとますます思えてきた。
 
 

 
 
 

 

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