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書籍レビュー『あなたの知らないあなたの強み』

『人はみんな違う。だからチームは強くなる。』

会社で仕事をしていて、人間関係の悩みがない時など、ほぼ無いと思う。
・なぜあの上司は先進的な提案を受け入れてくれないのか
・リーダーの指示がころころ変わってついていけない
・部下が自発的に行動せず、受け身な姿勢ばかりになっている

性格が異なる人間が集まるのだから、すべてが自分の思い通りに行くことなどあるはずはない。
その中で、それぞれのメンバーの強みを活かしていくからこそ、一人でできない仕事がチームでできるのだ。

本書ではFFS(Five Factors & Storess)理論を元に、人間の個性を構成する5つの因子を説明している。
5つの因子そのものに良い悪いはなく、ただ違いがあるだけだ。
また、それぞれの因子もポジティブに働く場合があれば、ネガティブに働く場合もある。

実社会でもお互いの個性がポジティブに働いている時はチームに活気があり、仕事が楽しい。
こうした状況を意図的に作るために必要なことは、相手と自分の価値観が違うことを認め、受け入れることだ。
そして、相手の弱みよりも強みに着目してみることが重要だと個人的には思っている。

こうした個性分析の手法は他にもおおくあるが、どれも単なる占いのように使うのではなく、相互理解を深め、相手によって自分の言動を変えることでチームを良い方向に導くために使いたいものである。

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