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【第16期第12節まとめ】優勝争いの行方を決定づける重要な一戦が続く。終盤の鍵は個の力に加えてシャドー的な動きのできる選手の出現か…今節MVP:河村ここあ(広島)

リーグ順位表

試合結果

福岡 14 - 16 横浜
東京 12 - 15 大阪
名古屋 17 - 15 札幌
京都 10 - 15 広島

今節リーグ最優秀選手:河村ここあ(広島)

Rating:8.9 SP:0 BP:0 AP:2
*今シーズン2度目、通算2度目選出

上位同士、下位同士の決戦の多かった第12節。
上位対決となった、名古屋vs札幌、京都vs広島は優勝争いを占う重要な一線となった。

一時優勝が絶望視されていた名古屋は、ここまで3連勝で順位を上げてきた。もともと選手能力も高く、チームの評価点平均もリーグトップという地力があるため、これまでの成績がむしろ不思議といわれた。
その強豪が、昨季も優勝争いをして4連勝中だった札幌と対戦した。
双方の実力差はあまりなく、シーソーゲームの末デュースまでもつれこんだ。ここで物を言ったのが、選手の集中力だ。
札幌はセッターとして山下瞳月と石田千穂が出場したが、いずれも不調なのか集中力が長時間持たず、そこが最終盤で差が分かれた。
名古屋は札幌に勝利し、2位に浮上した。

その後に開催されたのが、京都vs広島の一戦であり、この試合の勝者が首位に立つことになった。京都は守屋麗奈、広島は河村ここあと、上位進出のキーマンがいずれも出場し、ハイレベルの試合になった。
この試合で勝敗を分けたのは、この2人の差ではなく、2人に続く選手がいたかどうかだった。広島はアウェーにも関わらず集中力の高い選手が多く、河村以外にも一ノ瀬美空、渡邉理佐の調子がよく、攻撃にバリエーションがみられた。一方の京都は、守屋に続く選手はおらず、戦術「守屋麗奈」と揶揄されたように、彼女一人にブロックの重圧がのしかかった。
この試合に勝利した広島が首位へ。京都は4位に後退。

他2試合、東京vs大阪の最下位争いの一戦は、前回対戦と同様に大阪が勝ち2勝目をあげた。大阪は今のところ東京以外勝ち星がない。
福岡vs横浜は、横浜がデュース戦の末に辛勝した。全体的な評価点の低さから分かるように、あまり見どころのない試合だったといえる。

この結果で、広島が1位になったものの、2位名古屋、3位札幌、4位京都、5位横浜まで、全て勝ち点1点差の階段状の順位になっている。残り2節、横浜の逆転優勝はかなり望みが薄いが、京都まではまだ可能性が残っている。
次節の注目カードは、札幌vs京都、横浜vs名古屋だろう。前者は優勝争いの終盤戦となり、後者は上位喰いを続ける横浜が名古屋も餌とできるのか?


各試合記事(選手&監督インタビュー等)

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個人成績

最多得点

評価点平均

BP (ブロック得点)

AP (アタック得点)

RP:得点に絡むレシーブ(アシスト)

TP:得点に絡むトス(アシスト)

注釈的確認事項

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